ジェレミー・ブライヒ

ジェレミー・ブライヒ：異色の経歴を持つ左腕投手

ジェレミー・ブライヒ（Jeremy Bleich）は、1987年6月18日、アメリカ合衆国ルイジアナ州メテリー出身の元プロ野球選手です。左投左打の投手として、MLB、マイナーリーグ、独立リーグで活躍しました。特に、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）イスラエル代表や東京オリンピックに出場した経歴は特筆に値します。

プロ入りからヤンキース傘下時代

2008年のMLBドラフトで、ニューヨーク・ヤンキースから1巡目追補（全体44位）で指名され、プロ入りを果たしました。A-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー後、A+級タンパ・ヤンキース、AA級トレントン・サンダーと順調に昇格。しかし、2010年に左肩を手術し、2011年はリハビリに費やすなど、苦難の時期もありました。

独立リーグ、そしてWBCイスラエル代表へ

ヤンキース退団後、ピッツバーグ・パイレーツ、フィラデルフィア・フィリーズ傘下を経て、2016年には独立リーグのアトランティックリーグ、サマセット・ペイトリオッツに所属。同年、WBC予選のイスラエル代表に選出され、本大会出場に貢献しました。2017年のWBC本戦にも出場しています。

MLBデビューとその後

2018年、オークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、AAA級ナッシュビル・サウンズで好成績を残すと、7月にメジャー契約を勝ち取りました。7月13日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でMLBデビューを果たしましたが、同年中にDFAとなり、FAとなりました。

現役引退、そして東京オリンピックへ

アスレチックス退団後、フィリーズ、ボストン・レッドソックス、ミネソタ・ツインズとマイナー契約を結びましたが、MLB復帰は叶わず、2020年からはピッツバーグ・パイレーツの球団職員に転身しました。

しかし、2021年には東京オリンピックの野球イスラエル代表に選出され、現役復帰。オリンピックという舞台で再びプレーする機会を得ました。

プレースタイル

ジェレミー・ブライヒは、速球と変化球を織り交ぜ、打者を打ち取る技巧派左腕投手でした。制球力も高く、安定した投球が持ち味でした。

球歴

2008年 MLBドラフト1巡目追補（全体44位） ニューヨーク・ヤンキース
2016年 WBC予選 イスラエル代表
2017年 WBC本戦 イスラエル代表
2018年 オークランド・アスレチックス
2021年 東京オリンピック イスラエル代表

年度別投手成績

（省略）

背番号

56（オークランド・アスレチックス、2018年）

代表歴

2017 ワールド・ベースボール・クラシック予選 イスラエル代表
2017 ワールド・ベースボール・クラシック イスラエル代表
2019年 ヨーロッパ野球選手権大会 イスラエル代表
2020年 東京オリンピックの野球競技・イスラエル代表

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 B

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
* Jeremy Bleich stats MiLB.com （英語）

もう一度検索