ジェローム・ウォルトン

ジェローム・オターネル・ウォルトンのプロフィール

ジェローム・オターネル・ウォルトン（Jerome O'Terrell Walton）は、1965年7月8日生まれで、アメリカ合衆国のジョージア州コウェタ郡ニューナン出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投げ右打ちのスタイルでプレーしました。ウォルトンは1986年にメジャーリーグベースボール（MLB）のシカゴ・カブスから指名を受け、プロ野球の世界に足を踏み入れました。

プロ入りからの経歴

ウォルトンは1986年のMLBドラフトで2巡目に選ばれ、シカゴ・カブスと契約を結びました。彼のキャリアのスタートは順調で、1989年にはメジャーリーグの舞台でもその才能を発揮し始めます。4月4日のフィラデルフィア・フィリーズとの開幕戦でメジャーデビューを果たし、これ以降は中堅手としてレギュラーに定着しました。

その年、ウォルトンはチームの地区優勝に貢献し、打率.293という高水準を記録。また、24盗塁を達成し、30試合連続安打の偉業も達成します。これらの功績が認められ、彼はナショナルリーグの新人王に選出されました。この新人王受賞は、彼のキャリアの中でも特に輝かしい瞬間の一つといえます。

成績の変遷

しかし、ウォルトンは1990年以降は、そのルーキーイヤーのような成績を維持することはできませんでした。次第にプレーする機会が減り、控えの外野手としての役割が増えていきます。しかし、1994年から1999年の5年間においては、控えとしてはまずまずの打率.303を記録し、チームに対して一定の戦力として貢献しました。

キャリアの終焉

2000年にはメキシカンリーグのカンペチェ・パイレーツでプレーし、さらに2001年には独立リーグに所属するナシュア・プライドでも活動しました。こうしたキャリアの終焉を迎えた後も、ウォルトンは野球界での功績が評価されています。

表彰と背番号

ウォルトンには、1989年に受賞した新人王があります。彼の背番号はシカゴ・カブスでのキャリアの各年によって変動しており、1989年から1993年までは20番、1994年から1996年までは19番、1997年は1番、1998年は27番を着用していました。

まとめ

ジェローム・オターネル・ウォルトンは、メジャーリーグでのデビューから新人王に選出されるまでの華々しいキャリアを持つ一方、控え選手としても地道に実績を残した選手です。彼の野球に対する情熱は、今なお多くのファンや後進の選手たちに影響を与えています。

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