ジェームズ・カプリーリアン

ジェームズ・カプリーリアン：アスレチックスの若き右腕

ジェームズ・ダグラス・カプリーリアンは、1994年3月2日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州出身のプロ野球選手です。右投げ右打ちの投手として、現在オークランド・アスレチックスに所属しています。メディアによっては「キャプレリアン」と表記されることもあります。

プロ入りまでの道のり

2012年のMLBドラフトではシアトル・マリナーズから40巡目で指名を受けましたが、契約せずカリフォルニア大学ロサンゼルス校へ進学しました。大学での活躍を経て、2015年のドラフトではニューヨーク・ヤンキースから1巡目16位で指名され、プロ入りを果たします。

ヤンキース傘下時代

ルーキーリーグからキャリアをスタートさせ、A-級、A+級と着実にステップアップ。A+級タンパ・ヤンキースでは3試合に先発登板し、2勝1敗、防御率1.50と好成績を残しました。2016年にはアリゾナ・フォールリーグにも参加するなど、精力的に経験を積んでいきます。しかし、2017年4月にはトミー・ジョン手術を受け、登板機会を失いました。

アスレチックスでの活躍

2017年7月、ソニー・グレイとのトレードでオークランド・アスレチックスに移籍しました。手術の影響で2017年、2018年はプレーできませんでしたが、2018年オフには40人枠入りを果たし、メジャー昇格への道を着実に歩んでいきます。

2019年には3年ぶりに実戦復帰。傘下のマイナーリーグ3球団で19試合に登板し、4勝3敗、防御率3.18と安定した投球を見せます。そして2020年8月、念願のメジャー初昇格を果たしました。

メジャーデビュー戦となったサンフランシスコ・ジャイアンツ戦では、初対戦の打者から本塁打を喫する苦いデビューとなりましたが、その後もメジャーで経験を積み重ねます。

メジャーでの飛躍

2021年5月12日、ボストン・レッドソックス戦で5回4被安打6奪三振でメジャー初勝利を挙げました。この勝利は、カプリーリアンにとって大きな自信となるだけでなく、アスレチックスにとっても貴重な戦力となることを証明しました。

今後の展望

トミー・ジョン手術からの復活、そしてメジャーでの初勝利と、カプリーリアンは数々の困難を乗り越えてきました。彼の才能と努力は、今後の活躍を期待させるものです。アスレチックスの若き右腕として、メジャーリーグでどのような活躍を見せてくれるのか、今後の動向に注目が集まります。

詳細情報

年度別投手成績（2023年シーズン終了時）
年度別守備成績（2023年シーズン終了時）
* 背番号：56（2020年）、32（2021年-）

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