ジェームズ・トムキンス

ジェームズ・トムキンスのプロフィール

基本情報

ジェームズ・オリヴァー・チャールズ・トムキンス（James Oliver Charles Tomkins）は、1989年3月29日にイングランドのバジルドンで生まれた元サッカー選手です。彼のポジションはディフェンダーで、特にセンターバックとして知られていますが、右サイドバックやディフェンシブハーフとしてもプレー可能な選手でした。トムキンスは、U-21イングランド代表としてのキャリアやロンドンオリンピックのサッカー・グレートブリテン代表としての出場歴を持った選手です。また、ウェストハム・ユナイテッドのアカデミー出身としても知られています。

クラブキャリア

ウェストハム・ユナイテッド

トムキンスは7歳の頃、地元のサンデイリーグでプレーしていた際にスカウトされ、ウェストハム・ユナイテッドのユースに加入しました。初期はフォワードとして活動していましたが、最終的にはセンターバックのポジションに転向しました。2005年にはスカラーシップを獲得したものの、その後のトップチームデビューまでには数回の怪我に悩まされました。

2008年3月22日、トムキンスはエヴァトン戦でプレミアリーグデビューを果たしましたが、試合中に足を滑らせ、相手に先制点を許してしまいました。しかし、彼は次第に出場機会を増やし、2007-08シーズン終了後にはクラブの最優秀若手選手に選ばれるほどの活躍を見せました。

2008年にはダービー・カウンティに5週間のローン契約で移籍し、そこでの出場を経て戻ったウェストハムでは、成長を見せると共に2010年1月7日にはアストン・ヴィラ戦で無失点試合を達成し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれました。

2011-12シーズンにはウィンストン・リードとのコンビで強固なディフェンスを築き、活躍が評価されて400万ポンドの移籍金で他クラブからの関心を持たれることも多くありましたが、早期にウェストハムとの契約延長に合意。彼のクラブへの思いを示すコメントがファンの支持を得る要因ともなりました。

クリスタル・パレス

2016年7月、トムキンスはクリスタル・パレスに移籍し、5年間の契約を締結しました。初出場は2016年8月、開幕戦のトッテナム・ホットスパー戦で、途中出場を果たしました。その後、9月にはストーク・シティ戦で初ゴールを記録し、スタメンにも定着しましたが、2019-20シーズンから出場機会が減少することとなりました。ガリー・ケーヒルの加入や他の選手のコンバートによってポジション争いが厳しくなり、2021-22シーズンには新監督の影響もあり、出番がさらに限られていきました。

代表経歴

トムキンスはU-15からU-21まで幅広く代表歴を持ち、特にU-21代表としての活躍が光ります。2008年のUEFA U-19欧州選手権では全試合出場を果たし、2009年6月のアゼルバイジャン戦でU-21代表デビューを果たしました。2011年にはロンドンオリンピックのサッカー・グレートブリテン代表にも選ばれ、ブラジルおよびUAE戦にも出場しましたが、その後のシーズンの開幕に万全のコンディションを迎えることが難しいと判断し、自身の選出について苦言を呈しました。

パーソナルライフ

トムキンスは、サッカーのキャリア以外でも注目を集めることがあり、2013年には公共の場での酔っぱらい逮捕に抵抗した結果、警察官への暴行罪で逮捕される事件がありました。彼は最終的に罰金を科せられることとなりました。

個人成績と受賞歴

• - 個人: PFA年間ベストイレブン（2011-12）

トムキンスのキャリアは、彼の成長、献身、そしてサッカー界での多くの出会いによるものであったと言えるでしょう。彼のプレースタイルやキャリアの進展は、多くのサッカーファンにとっても記憶に残るものであるに違いありません。

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