ジェームズ・ドナルドソン (バスケットボール)

ジェームズ・リー・ドナルドソン3世は、1957年8月16日生まれの元プロバスケットボール選手です。イギリスで生まれ、アメリカで育ちました。218cmの身長と124kgの体重で、主にセンターのポジションを務めました。

ワシントン州立大学に進学したドナルドソンは、その才能を開花させました。大学では、通算171ブロックという記録を打ち立て、その名は広く知られるようになりました。1979年のNBAドラフトでは、シアトル・スーパーソニックスから4巡目で指名を受けましたが、NBA入りする前にイタリアのプロリーグで1年間プレーしました。

NBAでのキャリアは、ロサンゼルス・クリッパーズから始まりました。1984-85シーズンには、フィールドゴール成功率.637を記録し、リーグ1位に輝きました。1985年にはダラス・マーベリックスに移籍し、チームの躍進に大きく貢献しました。

マーベリックス在籍時の1987-88シーズンには、平均7.0得点9.3リバウンドを記録し、オールスターに選出されるという栄誉に浴しました。しかし、1992年にマーベリックスを退団してからは、怪我に苦しむ時期が続きました。ニューヨーク・ニックスやユタ・ジャズで短期間プレーした後、1995年にNBAを去りました。

NBAを引退後も、ギリシャやイタリアのプロリーグでプレーを続け、1999年に現役を引退しました。

NBAでの通算成績は、957試合に出場し、8,203得点、7,492リバウンド、1,267ブロックを記録しました。平均すると、1試合あたり8.6得点、7.8リバウンド、1.3ブロックとなります。フィールドゴール成功率は.571で、これはNBA史上14位にランクインする記録です。また、マーベリックスでは、4,589リバウンドを記録し、これは球団史上2位、615ブロックは同3位の記録となっています。

ドナルドソンのプレースタイルは、恵まれた体格を生かしたインサイドでのプレーが中心でした。特に、リバウンドとブロックショットにおいては、リーグでもトップクラスの実力を持っていました。また、フィールドゴール成功率の高さも特筆すべき点であり、効率的なオフェンスを展開する上で重要な役割を果たしました。

ダラス・マーベリックスのチーム記録にもその名が刻まれており、チームの歴史に大きく貢献した選手として記憶されています。

関連情報：
ダラス・マーベリックスのチーム記録
Basketball-Reference.com

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