ジッダ・タワー

ジェッダ・タワーについて

概要

ジェッダ・タワー（Jeddah Tower）は、サウジアラビアのジッダにて建設中の超高層ビルで、完成時の高さは1,008メートルに達する予定です。このタワーはまた、ブルジュ・ジッダ（Burj Jeddah）やキングダム・タワー（Kingdom Tower）としても知られています。完成すれば、このタワーは世界で初めて1,000メートルを超える超高層ビルとなり、地球上で最も高い建物となるでしょう。

名称と設計

このタワーの名前は、アラビア語で「ブルジュ・アル・マムラカ・トゥ」と呼ばれ、直訳すると「王国の塔」という意味になります。ジェッダ・タワーの建設計画は当初、1,600メートルの高さを持つ「マイル＝ハイ・タワー」として始まりましたが、後に設計が見直されました。設計を手がけたのは、アメリカ人建築家のエイドリアン・スミスで、彼はドバイのブルジュ・ハリファのデザインも担当しています。

建設と進捗状況

タワーは、ジッダの紅海に面した再開発地区「ジッダ・エコノミック・シティ」の中心に位置しています。このプロジェクトは、フォーシーズンズホテルを核とし、サービスアパートメント、コンドミニアム、オフィススペースから構成されています。建設にはサウディ・ビンラディン・グループが選定され、総工費は約46億リヤル（約948億8000万円）とされています。

当初は2014年の完成を見込んでいましたが、いくつかの要因により工事はいったん中止されたり、完成時期が変更されたりしました。特に、世界金融危機や土地の土壌調査による影響が大きかったとされています。2022年6月の時点では、労働問題やCOVID-19パンデミックの影響で進捗が遅れるという報告がなされました。

しかし、2023年9月には工事が再開され、2024年の完成を目指して進められています。完成すれば、ジェッダ・タワーはその壮大な高さと設計で注目を集めることとなり、観光名所としても多くの訪問者を惹きつけると期待されています。

まとめ

ジェッダ・タワーは、世界初の1,000メートルを超える高層ビルとして、またサウジアラビアでの象徴的な建物としての位置づけを持ちます。進行中のプロジェクトだけに、完成までの道のりはさまざまな挑戦が待ち受けていますが、その期待が寄せられることは間違いありません。今後の進展や実際の完成に関する情報に注目が集まっています。

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