ジミー・コルデロ

ジミー・ヘラルド・コルデロのプロ野球キャリア

ジミー・ヘラルド・コルデロ（Jimmy Gerard Cordero）は、1991年10月19日にドミニカ共和国サン・クリストバルで生まれたプロ野球選手で、現在は千葉ロッテマリーンズに所属している投手です。右投右打のスタイルでプレーし、力強い投球が特徴の選手です。

プロ入りと初期の経歴

コルデロは2012年にアマチュア・フリーエージェントとしてトロント・ブルージェイズと契約しプロ入りを果たしました。ブルージェイズではマイナーリーグで数年間プレーし、2015年までに彼の投球力が評価され、さらなるキャリア展開が期待されていました。

フィリーズとナショナルズへの移籍

2015年7月、コルデロはベン・リビアとのトレードによりフィラデルフィア・フィリーズに移籍しました。移籍後はマイナーの3つのチームでプレーし、オフシーズンには40人枠への登録を果たしました。さらに、2016年12月にはワシントン・ナショナルズにトレードされ、その後2018年にはメジャーリーグデビューを果たしました。デビュー戦ではシンシナティ・レッズを相手に登板し、以降のシーズンで22試合に出場しましたが、成績は1勝2敗、防御率5.68と期待には及びませんでした。

メジャーリーグでの経緯

2019年の初め頃、コルデロはウェイバーを経てブルージェイズに戻りましたが、その後すぐにDFAに。以降、マリナーズやホワイトソックスでもプレーしました。シカゴ・ホワイトソックス時代には30試合に登板し、防御率2.75という好成績を記録し、信頼を勝ち取りましたが、2021年にトミー・ジョン手術を受けることに。手術後は2021年のシーズンを全休し、その間にマイナー契約を結びました。

ヤンキースでの活躍

2021年12月、コルデロはニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びました。2022年にはAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースで32試合に登板し、防御率2.09と素晴らしい成績を残しました。しかし、2023年にはドメスティックバイオレンスの問題によって出場停止処分を受け、シーズンの残りを制限リストで過ごすことになりました。

千葉ロッテマリーンズへの加入

2023年12月には、千葉ロッテマリーンズへの入団が発表され、背番号は69に決まりました。新たな環境での活躍が期待されています。

投球スタイルと特徴

コルデロは最速104mph（約167km/h）に達するフォーシームが主力の投球であり、150km/h後半のシンカーやスライダーを中心に、時々チェンジアップやカーブを織り交ぜます。この多様な球種が彼の強さを体現しています。

終わりに

コルデロのキャリアは波瀾に富みながら、成績を残してきており、今後の活躍にも注目が集まります。それぞれのチームでの経験を活かし、千葉ロッテマリーンズで新たな挑戦をする彼の姿は、多くのファンにとって期待の星となることでしょう。

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