ジミー・バトラー

ジミー・バトラー：苦難を乗り越え、ヒートを牽引するオールラウンダー

ジミー・バトラー3世（Jimmy Butler III, 1989年9月14日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロバスケットボール選手。NBAのマイアミ・ヒートに所属し、スモールフォワードとシューティングガードを兼ねるスウィングマンとして活躍しています。その愛称は「Jimmy Buckets」。

波乱万丈な生い立ち

バトラーの幼少期は決して恵まれたものではありませんでした。父親は彼が幼い時に家族を捨て、13歳の時には母親から「顔が気に食わない」という理由で家を追い出されるという辛い経験をしています。その後、友人宅を転々とする生活を送る中で、彼はバスケットボールに打ち込み、才能を開花させていきました。

高校では、チームで最も優秀な選手として活躍。大学からの誘いは少なかったものの、タイラー短期大学を経てマーケット大学へ進学。3年生のシーズンには先発として活躍し、All-Big East Honorable Mention賞を受賞するなど、着実に成長を遂げました。

NBAでの躍進

2011年のNBAドラフトでシカゴ・ブルズから全体30位で指名され、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。当初はベンチからの出場が多かったものの、徐々に出場時間を増やし、持ち前のディフェンス力と得点能力を発揮。2014-15シーズンには平均20得点を記録し、MIP（最も成長した選手）を受賞しました。

その後、ミネソタ・ティンバーウルブズ、フィラデルフィア・76ersを経て、2019年にマイアミ・ヒートへ移籍。ヒートではエースとしてチームを牽引し、2020年にはNBAファイナルへ進出。自身初のファイナルで、40得点トリプルダブルを達成するなど、圧巻のパフォーマンスを見せました。

プレースタイル

バトラーは、リーグ屈指のタフなプレイヤーとして知られています。NBAオールディフェンシブ2ndチームに選出されるほどのディフェンス力に加え、相手からファウルを奪いフリースローを獲得する技術にも優れています。また、非常にスタミナがあり、試合終盤の重要な場面で力を発揮するクラッチシューターとしても評価されています。闘争心あふれるプレースタイルと努力を惜しまない姿勢で、チームに勝利をもたらす頼れるリーダーです。

エピソード

シカゴ・ブルズ時代には、兄貴分であるデリック・ローズとの不仲説が囁かれましたが、バトラー自身はこれを否定しています。また、ブルズからミネソタ・ティンバーウルブズに移籍が決まった際には、自身のインスタグラムでブルズへの感謝のメッセージを送るなど、義理堅い一面も持ち合わせています。

2020年のNBAバブルでは、1杯20ドルの高級コーヒーショップを開き、話題となりました。

まとめ

ジミー・バトラーは、苦難を乗り越え、努力と才能でNBAのスター選手へと上り詰めた人物です。オールラウンドな能力と勝負強さを兼ね備え、常にチームを勝利に導くために全力を尽くす彼の姿は、多くのファンを魅了し続けています。

個人成績

NBA
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カレッジ

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