スウィングマンとは？意味をやさしく解説

スウィングマンとは

スウィングマンとは、スポーツ、特に球技において、1人で複数の役割をこなす選手を指す言葉です。 "swing"という言葉が「どちらでもいける」という意味を持つように、スウィングマンは多様な役割をこなせる能力を持ちます。

バスケットボールにおけるスウィングマン

バスケットボールでは、主にシューティングガードとフォワードの両方をプレイする選手をスウィングマンと呼びます。ガードフォワードとも呼ばれます。

この概念は1970年代終わりから1980年代始めにかけて誕生し、ジョン・ハブリチェックがその代表的な選手として知られています。優れたスウィングマンは、その高さや運動能力を生かしてディフェンスのミスマッチを作り出すことができます。

現代のNBAでは、ポール・ジョージ、ジェラルド・グリーン、ニック・ヤング、C・J・マイルズ、テレンス・ロス、エヴァン・ターナー、ダニー・グリーン、クワイ・レナード、ヴィンス・カーター、ターボ・セフォロシャ、ジミー・バトラー、ジョー・ジョンソン、アンドリュー・ウィギンス、アーロン・アフラロなどがスウィングマンとして活躍しています。また、引退した選手では、コービー・ブライアント、ジョージ・ガービン、トニー・クーコッチ、クライド・ドレクスラー、トレーシー・マグレディらが挙げられます。

ポイントフォワード

ポイントガードとフォワードの役割を兼ね備え、ボールハンドリングやランオフェンスを主体的に行う選手は、ポイントフォワードと呼ばれます。スコッティ・ピッペンは、ポイントフォワードとして高く評価された選手です。現代では、レブロン・ジェームズ、ラマー・オドム、ヒド・ターコルー、タイリーク・エバンスなどがポイントフォワードとして知られています。また、センターとのマッチアップも可能なボリス・ディアウのような選手も存在します。

野球におけるスウィングマン

野球では、先発と救援の両方をこなす投手をスウィングマンと呼びます。主に中継ぎやロングリリーフとして起用され、チームの状況に応じてローテーションの谷間を埋めるスポット先発もこなします。

NPBでは石川柊太や大谷智久、MLBではジェシー・チャベスやデビッド・フェルプスなどが代表的なスウィングマンとして知られています。

スウィングマン