ジム・パクソン

ジェームズ・パクソン：ブレイザーズを彩った名シューター

ジェームズ・ジョゼフ・パクソンは、1957年7月9日生まれのアメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手です。主にシューティングガードとして活躍し、時にはポイントガードもこなしました。NBAのポートランド・トレイルブレイザーズでキャリアの大部分を過ごし、2度のオールスター出場を果たした名選手です。

バスケットボール一家

父のジム・パクソン・シニア、弟のジョン・パクソンも元NBA選手というバスケットボール一家に生まれ育ちました。父の母校でもあるデイトン大学に進学し、才能を開花させました。

大学時代

大学4年次には平均23.2得点を記録し、オールアメリカ2ndチームに選出される活躍を見せました。大学通算1,945得点は、デイトン大学の学校史上5位にランクインしています。

NBAでの活躍

1979年、パクソンはNBAドラフト全体12位でポートランド・トレイルブレイザーズに入団しました。2年目から先発に定着し、マイカル・トンプソンらと共にチームの主力として活躍しました。

1982-83シーズンには、キャリアハイとなる平均21.7得点を記録し、オールスターに初出場を果たしました。翌1983-84シーズンも平均21.3得点をマークし、2年連続でオールスターに選出。オールNBA2ndチームにも選ばれるなど、NBAを代表するシューターとしてその名を轟かせました。

クライド・ドレクスラーの台頭と共に、徐々に成績は下降。1987-88シーズン途中にボストン・セルティックスへトレードされました。セルティックスでは2シーズン半プレーし、1990年に現役を引退しました。

NBAでの通算成績は、784試合に出場し、11,199得点、2,300アシスト（平均14.3得点、2.9アシスト）を記録しました。ブレイザーズで記録した通算10,003得点は、球団史上7位の記録となっています。

引退後

引退後は、ブレイザーズ、クリーブランド・キャバリアーズのフロントで活躍しました。1999年から2005年までキャバリアーズのゼネラルマネージャーを務め、2003年にはドラフトでレブロン・ジェームズを全体1位で指名しました。

パクソンがゼネラルマネージャーを務めた6年間で、キャバリアーズは185勝307敗という成績でした。

プレースタイル

ジェームズ・パクソンは、正確なアウトサイドシュートを武器に得点を量産するシューティングガードでした。オールスターに選ばれるなど、NBAを代表する選手として一時代を築きました。

NBAでの主な記録・功績

オールスター出場：2回 (1983, 1984)
オールNBA2ndチーム選出：1回 (1984)
* ポートランド・トレイルブレイザーズ球団史上通算得点7位

ジェームズ・パクソンは、ポートランド・トレイルブレイザーズの歴史に名を刻む名シューターとして、今もなお多くのファンに記憶されています。

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