ジム・ペリー

ジェイムズ・エヴァン・ペリーは、1935年生まれ、アメリカ合衆国ノースカロライナ州出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、3歳下の弟ゲイロード・ペリーも同じくメジャーリーグで活躍した投手として知られています。

プロ入りと初期の活躍
1956年にクリーブランド・インディアンスと契約しプロ入り。1959年にメジャーデビューを飾ると、その年に12勝を挙げ、新人王の投票では2位に入りました。翌1960年には、アメリカン・リーグ最多勝となる18勝を記録し、早くもエースとしての地位を確立しました。

ミネソタ・ツインズ時代とサイ・ヤング賞
1963年、ミネソタ・ツインズへトレード移籍。1970年には、2度目のアメリカン・リーグ最多勝となる24勝を挙げ、サイ・ヤング賞に輝きました。これは、彼のキャリアにおけるハイライトの一つと言えるでしょう。

キャリア後期
その後、デトロイト・タイガース、インディアンス、オークランド・アスレチックスとチームを渡り歩き、17年間の現役生活で通算215勝を記録しました。

兄弟での活躍
弟のゲイロード・ペリーも、メジャーリーグで通算314勝を挙げた名投手です。兄弟で挙げた勝利数の合計は529勝となり、フィル・ニークロとジョー・ニークロの兄弟による539勝には及ばないものの、MLB史上に残る記録となっています。ゲイロードは1972年と1978年の2度サイ・ヤング賞を受賞しており、史上唯一の兄弟受賞者となっています。

兄弟対決
1973年7月3日には、ジェイムズがタイガース、ゲイロードがインディアンスに在籍していた際、一度だけ兄弟での投げ合いが実現しました。この試合はタイガースが5対4で勝利し、弟のゲイロードが敗戦投手となっています。

タイトルと表彰
最多勝利2回（1960年、1970年）
サイ・ヤング賞1回（1970年）
* オールスター出場3回（1961年、1970年、1971年）

ジェイムズ・エヴァン・ペリーは、その実力と弟ゲイロードとの兄弟での活躍により、多くの野球ファンに記憶される名投手です。

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