ジャカヤ・キクウェテ

ジャカヤ・ムリショ・キクウェテ：タンザニアの政治家、元大統領

ジャカヤ・ムリショ・キクウェテ（Jakaya Mrisho Kikwete、1950年10月7日 - ）は、タンザニアの政治家であり、2005年12月21日から2015年11月5日まで、第4代タンザニア連合共和国大統領を務めました。所属政党は、タンザニア革命党（CCM）です。

生い立ちと初期のキャリア

キクウェテは1950年10月7日に、タンザニアのコースト州バガモヨで生まれました。彼の政治キャリアは、1980年に中国の南京陸軍指揮学院に留学したことから本格的に始まりました。

閣僚としての活躍

キクウェテは、1988年にエネルギー・天然資源副大臣に就任し、閣僚としてのキャリアをスタートさせました。その後、1990年には水・エネルギー・鉱物資源大臣に昇格し、1994年には大蔵大臣に就任するなど、要職を歴任しました。

1995年には外務・国際協力大臣に就任し、ベンジャミン・ムカパ大統領の第一次・第二次内閣を通してその職を務めました。外務大臣として、キクウェテはタンザニアの国際的な地位向上に尽力し、多くの国際会議や交渉に参加しました。

大統領として

2005年12月21日、キクウェテは大統領に就任しました。大統領として、彼は経済成長の促進、貧困削減、教育・医療サービスの改善に力を注ぎました。また、地域統合を推進し、東アフリカ共同体（EAC）の発展に貢献しました。

キクウェテは、汚職対策にも取り組みましたが、その成果については賛否両論があります。また、在任中には、ガス田開発をめぐる汚職疑惑や、土地問題なども発生しました。

大統領退任後

2015年11月5日、キクウェテは大統領を退任しました。退任後も、彼はアフリカ連合（AU）やその他の国際機関で活動し、紛争解決や平和構築に貢献しています。

参考文献

* 日本国外務省 (2006年10月). "ジャカヤ・ムリショ・キクウェテタンザニア連合共和国大統領略歴".

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