ジャクソン・ヘモポ

ジャクソン・ヘモポ (Jackson Hemopo)

ニュージーランド出身のプロフェッショナルラグビーユニオン選手。現在、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに加盟する三菱重工相模原ダイナボアーズの一員としてプレーしています。主なポジションはフォワード第2列のロック（LO）および第3列のフランカー（FL）で、その恵まれた体格と運動能力を活かし、チームの核として貢献しています。

基本情報とプレースタイル

1993年11月14日にニュージーランド北島のワンガヌイで誕生しました。身長195cm、体重112kgという堂々たる体躯は、ロックやフランカーといったフィジカルコンタクトの激しいポジションにおいて大きな強みとなります。ラインアウトでのジャンパーや、密集でのボール争奪、パワフルなボールキャリーなど、フォワードとして求められる多様な役割をこなすことができます。チームメイトやファンからは「ジャックス」という愛称で親しまれています。

ニュージーランドでのキャリア

パーマストンノースボーイズ高校でラグビーの才能を磨いた後、ニュージーランド国内の州代表選手権（NPC）レベルで経験を積みました。まずオタゴ代表としてプレーし、その後マナワウ代表に移籍して活躍しました。これらの経験が認められ、南半球最高峰リーグであるスーパーラグビーに参戦するハイランダーズから声がかかりました。ハイランダーズでは、世界レベルの選手たちの中で揉まれ、プロ選手としての基盤を確立しました。

国際舞台での輝き

ハイランダーズでの活躍が評価され、ニュージーランド代表「オールブラックス」に選出される栄誉に浴しました。2020年2月時点で、通算5キャップを獲得しています。また、ニュージーランドの先住民であるマオリの血を引く選手で構成される伝統あるチーム、マオリ・オールブラックスのメンバーとしてもプレーしました。さらに、特定の試合やイベントのために編成される世界選抜チームにも選ばれるなど、その実力は国際的に広く認められています。

日本での新たな挑戦

2019年、ジャクソン・ヘモポは新たなキャリアの場として日本を選択し、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた三菱重工相模原ダイナボアーズに加入しました。日本での公式戦デビューは、2020年1月12日に行われたジャパンラグビートップリーグ第1節、NTTドコモレッドハリケーンズ（現：レッドハリケーンズ大阪）との試合でした。この記念すべき試合に先発メンバーとして出場し、日本のラグビーファンにその存在感を示しました。以来、彼はダイナボアーズのフォワード陣において重要な役割を担い、チームのパフォーマンス向上に貢献し続けています。そのリーダーシップと経験は、若い選手たちにとっても良い手本となっています。

ジャクソン・ヘモポは、ニュージーランドで培った高いスキルとフィジカルを武器に、日本のラグビーシーンでさらなる活躍を目指しています。そのプレーは、ダイナボアーズの試合における見どころの一つとなっています。

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