ジャスティス (GUILTY GEAR)

ジャスティス (GUILTY GEAR) - 概要

ジャスティスは、2D対戦格闘ゲーム『GUILTY GEAR』シリーズに登場する重要なキャラクターであり、初代の最終ボスです。彼女は「あの男」によって創造された、完全な独立思考を持つ最初の完成型ギアであり、その存在はギア誕生の秘密に深く関わっています。

特徴

外見は重厚な装甲に覆われた人型ロボットのような姿をしており、頭部からは髪の毛のような体毛が露出しています。腰には外骨格に覆われた尾があり、武器や防御に利用されます。背部にはエネルギーや蒸気を排出する噴出孔があり、両肩には光線を放つ砲身状の器官が備わっています。

ストーリーにおける役割

自我を覚醒させたジャスティスは、「ギアの存在意義」を提唱し、人類からの独立を目指して聖戦を引き起こしました。彼女は自らを「人を殺すためだけに作られた兵器」と認識し、人類抹殺を使命としていました。その圧倒的な戦闘力と統率力から、「最強最悪のギア」として恐れられました。

ディズィーとの関係

ドラマCDではディズィーから「母」と呼ばれており、彼女の産みの親であることが示唆されていましたが、後のシリーズで正式に娘であることが判明しました。

「あの男」との関係

ソルとギアの生みの親である「あの男」とは旧知の仲であり、ジャスティスの素体となった女性「アリア」は、彼の研究仲間であり恋人でした。アリアは不治の病に冒されており、フレデリック（ソルの過去の姿）の冷凍睡眠の提案を拒否していました。

『Xrd -SIGN-』での真実

ジャスティスの起動実験中に暴走が起こり、バックヤードから未知の生命体『X』が大量に出現しました。地球を覆い尽くす危機を回避するため、「あの男」はジャスティスを強制的に操作し、ガンマ=レイで『X』を日本ごと消滅させました。この出来事は、ジャスティスの悲劇的な運命を象徴しています。

『Xrd -REVELATOR-』での示唆

「あの男」は、ジャスティスの残骸にエルフェルトが融合すると、新人類が誕生し、現行の人類が滅びる可能性があると語っています。また、フレデリックがギアとして改造された理由の一つが、彼を不老長寿の存在とし、アリアに長い治療の道のりを受け入れさせ、彼女を生かすためだったことが明かされました。

ゲーム中の性能

『GGX』以降は家庭用限定で登場し、高い機動力と強力な必殺技を持ちます。特に「インペリアルレイ」や「ガンマレイ」は、相手に大きなダメージを与えることができます。ただし、背丈が高いため、一部のキャラクターからはジャスティス限定の連続技を入れられてしまう弱点もあります。

必殺技

ヴァルキリーアーク: カウンター技
ミカエルソード: 剣状の腕で切り裂く
N.B.: 気弾を発射
S.B.T.: 雷撃を発生
インペリアルレイ: 頭部からレーザーを照射
ミカエルブレード: ミカエルソードの強化版
ガンマレイ: 両肩から極太レーザーを放出
イグゼレイザー: 一撃必殺技

その他

石渡太輔は、ジャスティスのモチーフに甲殻類を選び、キャラクター造形にはテッカマンブレードを参考にしたと語っています。

まとめ

ジャスティスは、『GUILTY GEAR』シリーズにおいて、悲劇的な運命を背負った重要なキャラクターです。彼女の存在は、ギアと人類の関係、そして「あの男」の目的を理解する上で欠かせません。

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