ジャスティン・アンダーソン

ジャスティン・アンダーソン：アメリカからスペインへ、バスケットボールで道を切り開く

ジャスティン・ラマー・アンダーソン（Justin Lamar Anderson）は、1993年11月19日、アメリカ合衆国バージニア州モントロスで生まれました。シューティングガードをポジションとするプロバスケットボール選手として、彼はそのキャリアを北米からヨーロッパへと広げ、着実に実績を積み重ねています。

大学での成長とNBAへの挑戦

アンダーソンはバージニア大学で3年間プレーし、その才能を開花させました。特に3年生時には、平均12.5得点を記録し、3ポイントシュートの成功率を45.6%まで向上させるなど、目覚ましい成長を見せました。この実績を引っ提げ、2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、21位でダラス・マーベリックスから指名を受けました。サマーリーグを経て、8月1日に正式契約を結び、NBA選手としての第一歩を踏み出しました。

NBAでの経験

マーベリックスでのプレー後、2017年2月23日にナーレンズ・ノエルとのトレードでフィラデルフィア・76ersに移籍しました。その後、2021年12月には、COVID-19の影響で選手不足に陥ったクリーブランド・キャバリアーズと10日間契約を締結。さらに、インディアナ・ペイサーズとも同様の10日間契約を結び、短期間ながらもチームに貢献しました。

スペインでの新たな挑戦

2023年、アンダーソンはスペインへと渡り、リーガACBとバスケットボール・チャンピオンズリーグに所属するCBブレオガンに加入しました。2ヶ月の契約期間中、リーガACBでは8試合に出場し、平均11.6得点、3.0リバウンド、2.0アシスト、1.5スティール、1.0ブロックという成績を残しました。バスケットボール・チャンピオンズリーグでは、4試合に出場し、平均14.8得点、3.8アシスト、3.5リバウンド、2.3スティール、1.0ブロックと、よりアグレッシブなプレーを見せました。

2023年12月には、同じリーガACBに所属し、ユーロリーグにも参戦している強豪バレンシア・バスケットへの加入が発表されました。当初は45日間の契約でしたが、2024年2月6日にはシーズン終了までの契約を締結し、チームからの信頼を勝ち得ました。バレンシアでは、リーガACBで16試合に出場し、平均8.8得点、2.5リバウンド、スリーポイント成功率36.5パーセント、フリースロー成功率93.9パーセントを記録。ユーロリーグでは18試合に出場し、平均6.1得点、2.2リバウンドをマークしました。ブレオガンとバレンシアでの合計スタッツは、22試合出場で平均9.7得点、2.6リバウンド、1.5アシスト、フリースロー成功率91.8パーセントとなっています。

FCバルセロナへの移籍

2024年7月25日、アンダーソンは再び新たな挑戦の場を求め、ユーロリーグとリーガACBに所属する名門FCバルセロナ・バスケットへ1年契約で加入しました。この移籍は、彼のキャリアにおける新たなステップとなることでしょう。

日本との意外な縁

アンダーソンは、モントロスクリスチャン高校時代に、千葉ジェッツの富樫勇樹と共にプレーした経験があります。この事実は、日本のバスケットボールファンにとっても興味深いエピソードと言えるでしょう。

ジャスティン・アンダーソンは、その才能と努力で、アメリカからスペインへ、そしてFCバルセロナへと活躍の場を広げてきました。彼の今後の活躍から目が離せません。

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