ジャスティン・トーパ

ジャスティン・トーパ：苦難を乗り越えメジャーのマウンドへ

ジャスティン・ロバート・トーパ（Justin Robert Topa）は、1991年3月7日生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク州ビンガムトン出身のプロ野球選手。右投右打の投手として、MLBのミネソタ・ツインズで活躍しています。

プロ入りまでの道のり

ロングアイランド大学ブルックリン校在学中の2012年にトミー・ジョン手術を受けています。同年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから指名を受けましたが、契約には至りませんでした。

プロ入りと苦難の時代

2013年、MLBドラフト17巡目でピッツバーグ・パイレーツから指名されプロ入り。A-級ジェームズタウン・ジャマーズでプロデビューを果たし、19試合に登板、5勝2敗、防御率2.19と好成績を収めます。しかし、2015年には2度目のトミー・ジョン手術を受け、全休を余儀なくされます。2017年にはパイレーツから自由契約となり、独立リーグでのプレーを選択しました。

独立リーグでの再起

2017年5月、カナディアン・アメリカン・リーグのロックランド・ボールダーズと契約。20試合に先発し、14勝3敗、防御率3.50と素晴らしい成績を残しました。2018年も同リーグでプレーした後、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、傘下のA+級とAA級でプレーしましたが、同年オフにFAとなります。

ブルワーズでメジャーデビュー

2019年3月、ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約。大学生相手に投げた動画がSNSで話題となり、契約に繋がったというエピソードがあります。傘下のA+級、AA級でプレーし、2020年8月31日にメジャー契約を結び、翌9月1日のタイガース戦で念願のメジャーデビューを果たしました。

相次ぐ怪我との闘い

メジャーデビューを果たしたトーパでしたが、2021年、2022年と肘の故障に悩まされ、長期離脱を余儀なくされます。2年間で計11試合の登板にとどまり、苦しい時期を過ごしました。

マリナーズ、そしてツインズへ

2023年1月7日、ジョセフ・ヘルナンデスとのトレードでシアトル・マリナーズへ移籍。そして、2024年1月29日にはホルヘ・ポランコとのトレードで、アンソニー・デスクラファニー、ゲイブリエル・ゴンザレス、ダレン・ボウエン、金銭と共にミネソタ・ツインズへ移籍しました。

プレースタイルと今後の展望

最速100マイルに迫る速球と、打者の手元で変化するスライダーが武器。度重なる怪我を乗り越えてきた精神力も持ち合わせています。ツインズでは、リリーフとして起用されることが期待されており、その活躍が注目されます。

ジャスティン・トーパは、決して順風満帆とは言えない野球人生を歩んできました。しかし、その度に困難を乗り越え、メジャーのマウンドに立ち続けています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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