ジャスティン・マスターソン

ジャスティン・ダニエル・マスターソンは、1985年ジャマイカのキングストンで生まれた元プロ野球選手です。右投右打の投手として、メジャーリーグで活躍しました。

プロ入り前

父親がジャマイカの神学校で働いていた関係でキングストンで生を受け、その後インディアナ州へ転居。ビーバークリーク高等学校時代は捕手としてプレーしていましたが、ベテル大学で投手に転向。サンディエゴ州立大学では、リリーフと先発の両方を経験しました。

レッドソックス時代

2006年のMLBドラフト2巡目(全体71位)でボストン・レッドソックスから指名されプロ入り。プロ入り後はリリーフに転向し、A-級ローウェル・スピナーズでプロとしてのキャリアをスタート。2007年には先発に復帰し、A級グリーンビル・ドライブ、AA級ポートランド・シードッグスで合計12勝を挙げました。2008年4月24日にメジャー初昇格を果たし、同日の試合でメジャーデビュー。5月20日にはメジャー初勝利を挙げました。

インディアンス時代

2009年7月31日にビクター・マルティネスとのトレードでクリーブランド・インディアンスへ移籍。インディアンスではローテーション投手として活躍し、2011年には防御率3.21を記録するなど飛躍のシーズンとなりました。2013年にはキャリアハイとなる14勝を挙げ、オールスターにも初選出されています。

2014年2月18日にインディアンスと976万2500ドルの1年契約に合意したが、同年7月30日にジェームス・ラムゼイとのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍しています。

カージナルス時代

カージナルス移籍後は成績が振るわず、シーズンオフにFAとなりました。

レッドソックス復帰

2014年12月12日に古巣のレッドソックスと1年契約を結びましたが、2015年も調子が上がらず、8月10日にDFAとなり、19日に自由契約。9月に右肩の手術を受けています。

パイレーツ傘下時代

2016年4月15日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約。傘下のA+級、AAA級でプレーしましたが、メジャーでの登板はありませんでした。

ドジャース傘下時代

2017年4月4日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。AAA級で11勝を挙げましたが、オフにFAとなりました。

引退後

2018年12月10日に現役引退を表明しました。

投球スタイル

長身からサイドスローに近いスリークォーターで、常時92〜93mphのシンキング・ファストボールを投げるグラウンドボールピッチャーです。スライダーとチェンジアップも使用し、インディアンスで共にローテーションを組んだデレク・ロウに似たタイプの投手と評されていました。制球に苦しむ面もあり、2010年から6年連続で2桁死球を記録しています。

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