ジャスト・セイ・オジー

『ジャスト・セイ・オジー』（Just Say Ozzy）は、1990年にヘヴィメタル界の帝王、オジー・オズボーンが発表したライブ・アルバムです。このアルバムは、1988年にリリースされたアルバム『ノー・レスト・フォー・ザ・ウィケッド』に伴うワールドツアーからのライブ音源を収録しています。

収録されている音源の録音日や正確な録音場所は公式には明記されていません。しかし、一般的には1989年6月4日にアメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで行われた公演の模様が収録されていると考えられています。

このアルバムには、オジー・オズボーンの代表的な楽曲が多数収録されています。ライブならではのアレンジや、観客との一体感が楽しめるのが魅力です。オジー自身も、本作の英文ライナーノーツの中で、楽曲「ショット・イン・ザ・ダーク」について、「オリジナル・バージョンよりもこのバージョンの方が満足できる」と語っており、その出来栄えに自信を持っていることが伺えます。

アルバムに収録されている主な楽曲は以下の通りです。

ミラクル・マン - "Miracle Man"
ブラッドバス・イン・パラダイス - "Bloodbath in Paradise"
ショット・イン・ザ・ダーク - "Shot in the Dark"
タトゥード・ダンサー - "Tattooed Dancer"
スウィート・リーフ - "Sweet Leaf" (ブラック・サバスのカバー)
ウォー・ピッグス - "War Pigs" (ブラック・サバスのカバー)

これらの楽曲は、オジー・オズボーンのソロとしての代表曲はもちろん、彼がかつて在籍していた伝説的なヘヴィメタルバンド、ブラック・サバス時代の名曲も含まれています。特に「スウィート・リーフ」や「ウォー・ピッグス」は、ブラック・サバス時代の重要なレパートリーであり、オジーのルーツを感じさせる選曲となっています。

『ジャスト・セイ・オジー』に参加したミュージシャンは以下の通りです。

オジー・オズボーン - ボーカル
ザック・ワイルド - ギター
ギーザー・バトラー - ベース
ランディ・カスティロ - ドラムス

ザック・ワイルドは、オジー・オズボーンのバンドに長年ギタリストとして在籍し、彼のサウンドを支え続けている重要な人物です。ギーザー・バトラーは、ブラック・サバスのオリジナルメンバーであり、このアルバムでは特別に参加しています。ランディ・カスティロは、オジーのソロ活動を支えた名ドラマーです。

『ジャスト・セイ・オジー』は、オジー・オズボーンのライブパフォーマンスの魅力を余すところなく伝える作品であり、彼のファンはもちろん、ヘヴィメタルファンにとっても必聴のアルバムと言えるでしょう。

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