ジャッキー・ヤング

ジャッケリン・ヤング：バスケットボール界の新星

ジャッケリン・ヤング（Jacquelyn Young）は、1997年9月16日生まれのアメリカ合衆国インディアナ州プリンストン出身の女子プロバスケットボール選手です。現在はWNBAの強豪、ラスベガス・エーシズに所属し、シューティングガードとしてその才能を発揮しています。

高校時代の輝かしい実績

ヤングは高校時代から傑出した選手でした。4年間で平均30.8得点、10.3リバウンド、5.5アシストという驚異的な記録を残し、チームを97勝9敗という好成績に導きました。特に4年目のシーズンには、インディアナ州の高校生として男女を通じて史上5人目となるシーズン1,000得点を達成し、その名を轟かせました。

大学での飛躍

名門ノートルダム大学に進学後、ヤングはさらに成長を遂げます。2年目の2017-18シーズンにはNCAAトーナメントで優勝を経験。2018-19シーズンにはACCトーナメントでMVPを受賞し、大学バスケットボール界でもトッププレーヤーとしての地位を確立しました。

WNBAでの成功

2019年、ヤングはWNBAドラフトで全体1位という最高の評価を受け、ラスベガス・エーシズに入団します。また、プーマとの複数年シューズ契約も締結し、その将来性に大きな期待が寄せられました。

ルーキーイヤーとなった2019シーズンは、大学時代に得意としていたシューティングガードではなく、ポイントガードとしてプレー。34試合に出場し、平均6.6得点、3.3リバウンド、4.5アシストを記録し、オールルーキーチームに選出されました。

2020シーズンは22試合に出場し、平均11.0得点、4.3リバウンド、3.0アシストと成績を伸ばしました。

2021シーズンからは本来のポジションであるシューティングガードに戻り、32試合に出場して平均12.2得点、4.1リバウンド、3.2アシストを記録しました。

2022シーズンは34試合に出場し、平均15.9得点、4.4リバウンド、3.9アシストを記録。自身初となるオールスターゲームに選出され、最成長選手賞を受賞しました。さらに、プレーオフではWNBAファイナルでコネティカット・サンに勝利し、エーシズは球団史上初の優勝を成し遂げました。

2023シーズンは40試合に出場し、平均17.6得点、4.0リバウンド、3.8アシストを記録。2年連続でオールスターゲーム、オールWNBAセカンドチームに選出され、その実力を改めて証明しました。プレーオフではWNBAファイナルでニューヨーク・リバティに勝利し、チームは2連覇を達成しました。

海外リーグでの挑戦

WNBAのオフシーズンには、トルコ、イスラエル、オーストラリアなど、各国のリーグでプレーし、スキルアップに励んでいます。

オリンピックでの金メダル

2021年には東京オリンピックの3x3アメリカ合衆国代表に選出され、見事金メダルを獲得。世界的な舞台でもその実力を発揮しました。

ジャッケリン・ヤングは、その卓越した才能と努力で、今後ますますバスケットボール界を牽引していくことが期待される選手です。

主な実績

WNBAオールスター選出 (2022, 2023)
WNBA最成長選手賞 (2022)
オールWNBAセカンドチーム選出 (2023)
WNBA優勝 (2022, 2023)
* オリンピック3x3金メダル (2021)

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