3x3

3x3バスケットボールの概要

3x3（スリーエックススリー）は、近年注目を集める3人制バスケットボールの一形態であり、ストリートボールのスタイルから派生しています。国際バスケットボール連盟（FIBA）が推進するこの競技は、2020年の東京オリンピックで正式種目として採用され、2024年のパリオリンピックでもその姿を見せる予定です。それ以前に、スリーバイスリーという名称で知られていました。

競技の特徴

3x3の試合は、1チーム3人の選手（交代要員を含めると最大4人）で行われます。コートサイズは、通常のバスケットボールコートの半分で行い、ハーフコートのため比較的少人数でも気軽にプレーできるのが魅力です。

プレーはセンターサークルから始まり、各チームが攻防のためにフォーメーションを整えます。この3人制バスケットボールは、従来のストリートボール（3on3）とは異なり、攻守交代がスムーズに行われる点が特徴です。攻防が交代する際、ボールは一旦2ポイントラインの外に出さなければならず、その後試合は続行されます。

試合の形式は、10分間の21点ノックアウト方式で行われ、ショットクロックは12秒に設定されています。また、得点は通常のシュートで1点、3ポイントシュートラインの外からのシュートは2点と定められています。

大会の概要

3x3バスケットボールは、さまざまな大会で盛んに行われています。その中で、特に重要なものとしては以下の大会があります：

- 3x3.EXE PREMIER：台湾、インドネシア、ニュージーランド、日本、韓国、タイなどのチームが参加するプロリーグ。
- FIBA 3x3ワールドカップやFIBA 3x3 U23ワールドカップ、およびFIBA 3x3 U18ワールドカップ：これらはFIBAが主催する国際大会です。
- FIBA 3x3ワールドツアー：FIBAが主催するクラブチームの大会です。
- 3x3 3XS League：日本国内のチームが参加するプロリーグです。

歴史と発展

3x3バスケットボールは、その歴史を遡ると2007年にアジアインドアゲームズで国際競技大会の公開競技として初めて実施されました。2009年のアジアユースゲームズでは正式競技としての採用が認められ、2010年にはユースオリンピックにおいて世界規模の正式競技として実施され、FIBAはオリンピック正式種目としての承認を目指しました。

その後も、FIBA U-18世界選手権やFIBA 3x3世界選手権、3x3ワールドツアーの開催により、この競技は発展を遂げてきました。日本では2013年から3x3.EXE大会が定期的に開催され、国内のプロリーグも成長を続けており、2022年には参加チーム数が50を超えました。

結論

3x3バスケットボールは、シンプルでありながらも戦略性が高く、観戦者を楽しませる要素が満載の競技です。その人気は徐々に高まっており、これからの成長が期待されます。オリンピックでのさらなる活躍にも期待が寄せられています。

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