ジャニーズ・トゥ・グローリー

ジャニーズ・トゥ・グローリー (Journeys to Glory)

スパンダー・バレエのデビューアルバム、『ジャニーズ・トゥ・グローリー』は1981年3月6日にクリサリス・レコードからリリースされました。このアルバムは彼らの音楽キャリアのスタートを告げる重要な作品であり、トライデント・スタジオで制作されたわずか10日の間に録音されました。最初に発売されたアナログ盤は、エンボス加工されたカバーが特徴的でした。また、2010年3月8日にはCDのスペシャル・エディションがリマスター版としてリリースされ、追加トラックも収録されています。

音楽的評価

アルバムが発表された当初、評判は非常に良く、「新鮮で、大胆、かつやや前衛的」と評価されました。この作品は、音数が少なく、ドラムを主導にしたファンク色が強いという特徴があり、後に受けたソウルの影響とは一線を画していると多くのファンに認識されています。また、ある評論家はこのアルバムを「まったく忘れられない作品」と称し、ボーカル担当のトニー・ハドリーが見せる力強い歌唱力や、実験的な姿勢についても言及しています。

別の評者は、アルバムの最終トラック「誘惑のナイト (Toys)」について言及し、1980年代の楽曲の中で最も過小評価されている曲の一つだと述べています。このように、アルバムはその音楽的な深さと革新性から、当時多くの聴衆に影響を与えました。

ラジオ番組『Journeys to Glory』

2009年11月、BBC Radio 2ではスパンダー・バレエの足跡を辿るラジオ番組『Journeys to Glory: The Spandau Ballet Story』が放送されました。この番組は、バンドのストーリーを振り返る貴重な機会として、多くのファンから支持を受けました。

トラックリスト

オリジナル・リリース

• - 早い話が (To Cut a Long Story Short) - 3:20
• - リフォーメーション (Reformation) - 4:54
• - 伝説のマンドリン (Mandolin) - 4:07
• - 燃えるマッスル (Muscle Bound) - 5:06
• - 華麗なるエイジ (Age of Blows) - 4:09
• - フリーズ (The Freeze) - 4:35
• - コンフューズ (Confused) - 4:38
• - 誘惑のナイト (Toys) - 5:48

2010年 スペシャル・エディション

Disc 1:

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