ジャノリス・ジェンキンス

ジャノリス・ジェンキンス：敏捷性と才能で魅せるNFLコーナーバック

ジャノリス・ジェンキンス（Janoris Jenkins）は、1988年10月29日生まれ、フロリダ州パホーキー出身のアメリカンフットボール選手です。コーナーバックとしてNFLで活躍し、「ジャックラビット」という愛称で知られています。彼のキャリアは、フロリダ大学での成功と挫折、そしてNFLでの目覚ましい活躍に彩られています。

プロ入りまでの道のり

高校時代からその才能を発揮し、3年次にはパレード誌のオールアメリカンに選出。Rivals.comからも高い評価を受け、全米6位のコーナーバックとして注目されました。フロリダ大学に進学後、1年次からレギュラーとして活躍し、BCSナショナル・チャンピオンシップ・ゲームにも出場。フレッシュマンのオールアメリカンにも選ばれるなど、将来を嘱望されました。

しかし、2009年にはバーでの喧嘩で逮捕、2011年にはマリファナ不法所持で逮捕されるなど、素行面で問題を抱え、フロリダ大学を追放されることになります。その後、NCAAディビジョンIIのノースアラバマ大学に編入し、再起を図りました。シニアボウルでの活躍や、ドラフトコンバインでの好成績（40ヤード走4秒46）が評価され、再び注目を集めました。

NFLでの活躍

2012年のNFLドラフト2巡でセントルイス・ラムズに指名され、プロのキャリアをスタート。ラムズでは、新人ながら開幕から先発コーナーバックに抜擢され、その実力を発揮しました。2016年にはニューヨーク・ジャイアンツに移籍し、5年6250万ドルという大型契約を結びました。ジャイアンツでは、プロボウルやオールプロセカンドチームに選出されるなど、キャリアのピークを迎えました。

その後、ニューオーリンズ・セインツ、テネシー・タイタンズを経て、2022年にはサンフランシスコ・フォーティナイナーズと契約。豊富な経験と高い身体能力で、チームに貢献しました。

プレースタイルと人物像

ジェンキンスは、アグレッシブなプレースタイルと優れたカバーリング能力が持ち味のコーナーバックです。ボールに対する嗅覚も優れており、インターセプトからのリターンタッチダウンも多く記録しています。また、トラッシュトークを好むことでも知られています。

私生活では、いとこのパーネル・マクフィーもNFL選手であり、2018年には彼の所有する住居で遺体が発見され、兄が殺人容疑で逮捕されるという悲しい出来事もありました。

ジャノリス・ジェンキンスは、その才能と努力で数々の困難を乗り越え、NFLで確固たる地位を築いた選手です。彼の今後の活躍にも注目が集まります。

もう一度検索