ジャパンラグビートップリーグ2006-2007

2006-2007 ジャパンラグビートップリーグ：新たな変革と東芝の3連覇

2006年9月1日から2007年1月14日にかけて開催されたジャパンラグビートップリーグ2006-2007シーズンは、これまでのリーグ戦とプレーオフトーナメントが別個に扱われていた体制から、大きな変更がありました。このシーズンから、レギュラーシーズンを予選リーグ、プレーオフトーナメントであるマイクロソフトカップを決勝トーナメントと位置付ける新たな方式が採用されました。
プレーオフ進出枠は上位4チームに絞られ、「プレーオフ・マイクロソフトカップ」優勝チームがリーグ優勝チームとして認められるシステムとなりました。

この激戦を制したのは、レギュラーシーズン首位通過を果たした東芝ブレイブルーパスでした。彼らはマイクロソフトカップでも優勝を果たし、見事3連覇を達成しました。

参加チームの増加と昇格チーム

今シーズンは、リーグ参加チーム数が12チームから14チームに増加しました。新たに日本IBMビッグブルーとコカ・コーラウエストレッドスパークスが地域リーグから昇格を果たし、トップリーグの競争はさらに激化しました。

新たな入替制度：自動降格の復活

このシーズンから、トップリーグの入替制度にも大きな変更がありました。最も顕著な変更点は、自動降格制度の復活です。13位と14位に終わったチームは自動的に地域リーグへ降格することになり、11位と12位チームは入替戦に出場することとなりました。これにより、トップリーグ残留をかけた戦いは、シーズン終盤まで白熱したものとなりました。
一方、トップチャレンジリーグも制度変更がありました。2004-2005シーズンまでの制度に戻り、トップチャレンジ2の2位と3位チームは地域リーグ残留となりました。また、トップチャレンジ2のトップイースト11の代表も、トップノースとの代表決定戦が廃止されたことにより、トップウェストやトップキュウシュウと同様に2位チームに変更されました。

トップリーグ入替戦：残留をかけて

トップリーグ11位のチームとトップチャレンジ2の1位チーム、そしてトップリーグ12位のチームとトップチャレンジ1の3位チームによる入替戦が開催されました。この入替戦の結果、リコーブラックラムズと日本IBMビッグブルーがトップリーグ残留を決めました。一方、セコムラガッツとワールドファイティングブルは自動降格が決まりました。

トップリーグチャレンジシリーズ

トップリーグ昇格を目指したトップリーグチャレンジシリーズ1と2では、九州電力と三菱重工相模原がトップリーグへ自動昇格、近鉄ライナーズとホンダヒートが入替戦進出を決めました。

マイクロソフトカップ：優勝チーム決定戦

マイクロソフトカップでは、準決勝で東芝ブレイブルーパスがトヨタ自動車ヴェルブリッツを、サントリーサンゴリアスがヤマハ発動機ジュビロを下しました。決勝では、東芝ブレイブルーパスがサントリーサンゴリアスを接戦の末に下し、リーグ優勝を決めました。

年間表彰式

2007年2月6日には、東京プリンスホテルで年間表彰式が盛大に開催されました。チーム表彰では、優勝チーム、フェアプレーチーム賞、ベストファンサービス賞などが発表され、個人表彰では、トップリーグMVP、新人賞、最多トライゲッター、得点王、ベストキッカー、ベストホイッスル、マイクロソフトカップMVP、ベストフィフティーンなどが表彰されました。

2006-2007シーズンのジャパンラグビートップリーグは、新たな制度の下、激しい戦いが繰り広げられ、東芝ブレイブルーパスの3連覇という結果で幕を閉じました。このシーズンは、リーグの活性化と発展に大きく貢献したと言えるでしょう。

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