ジャブリャク (モンテネグロ)

ジャブリャク：ドゥルミトル山麓の都市

ジャブリャク（モンテネグロ語:Жабљак、Žabljak）は、モンテネグロ北部に位置する都市です。ドゥルミトル山脈の中に位置し、標高1,456mとバルカン半島で最も高い場所に位置する都市として知られています。

歴史

この地はかつて、豊富な水に恵まれていたことから、スラヴ人によって「ヴァレジナ・ヴォダ」と呼ばれていました。その後、隊商の休憩地として「ハノヴィ」または「アノヴィ」と呼ばれるようになります。現在のジャブリャクという名称は、1870年に学校や教会が建てられた際に制定されました。

1862年に建造された救世主顕栄聖堂は、現在も残っており、モンテネグロ公国がオスマン帝国に勝利した記念碑となっています。その後、ジャブリャクは町として発展し、商店や喫茶店が開業し、1880年代半ばには行政の中心地となりました。

第二次世界大戦直前には、典型的な山岳地の建築様式を残す街並みで、その豊かな自然からユーゴスラビア各地やイタリアからの観光客が訪れていました。しかし、第二次世界大戦によって街は破壊され、焼き払われてしまいます。終戦後、モンテネグロにおけるウィンタースポーツの中心地として再建されました。

人口

ジャブリャク中心部の人口は以下の通りです。

1981年3月3日: 1,379人
1991年3月3日: 1,853人
2003年11月1日: 1,937人

民族別の人口構成は以下の通りです。

1991年:

モンテネグロ人：91.07%
セルビア人：7.33%

2003年:

セルビア人：50.26%
モンテネグロ人：43.03%

旅行

ジャブリャクは、ドゥルミトル国立公園への玄関口として人気があります。ドゥルミトルでは、年間120日に及ぶスキー、タラ川でのラフティング、登山やハイキングなどを楽しむことができます。また、山麓には18の氷河湖があり、最大のツルノ湖ではスノーボードも盛んです。

交通

ジャブリャクは登山客に人気の地域ですが、道路網はまだ十分ではありません。欧州自動車道路E65号線がモイコヴァツとを結び、シャヴニク、ニクシッチ、コトル、ポドゴリツァとも道路で繋がっています。2010年の道路改良により、アドリア海沿岸まで2時間で行けるようになりました。

市内にはジャブリャク空港がありますが、ポドゴリツァ空港の方が便利です。ニクシッチおよびポドゴリツァ行きのバスも運行されています。

外部リンク

Tourism information
Official homepage
Durmitor
モンテネグロ観光情報サイト'>Destination-Montenegro.com
モンテネグロ観光情報サイト'>Visit-Montenegro.com
* モンテネグロの写真サイト'>Photo-Montenegro.com

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