ジャレット・グルーベ

ジャレット・ジョージ・グルーベ：遅咲きのメジャーリーガー

ジャレット・ジョージ・グルーベ（Jarrett George Grube, 1981年11月5日 - ）は、アメリカ合衆国インディアナ州出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。

プロ入りと下積み時代

2004年のMLBドラフト10巡目（全体290位）でコロラド・ロッキーズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。しかし、メジャーへの道のりは長く、ロッキーズ傘下で研鑽を積む日々が続きました。

エンゼルスで掴んだメジャーの舞台

2014年5月31日、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムでついにメジャー昇格を果たしました。32歳という年齢でのメジャーデビューは、決して早いとは言えません。しかし、長年の努力が実を結び、念願の舞台に立つことができました。同年、メジャーデビューを果たし、オフにFAとなりました。また、この年の冬季には、リーガ・ベネソラーナ・デ・ベイスボル・プロフェシオナルのレオネス・デル・カラカスでプレーしました。

その後

2015年6月21日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結びました。同年11月6日に自由契約となりますが、同年11月には第1回WBSCプレミア12にアメリカ合衆国代表として出場しました。12月18日にはインディアンスとマイナー契約で再契約。オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレーしました。2016年6月8日に自由契約となっています。

2016年6月9日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級タコマ・レイニアーズへ配属されました。同年8月10日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしましたが、登板機会の無いまま翌11日にAAA級タコマへ降格。同年8月30日には40人枠外となり、10月4日にFAとなりました。

2016年11月24日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになりましたが、メジャーの舞台に立つことは叶いませんでした。

プレースタイル

長身から投げ下ろす角度のあるボールが持ち味。豊富な球種と制球力を武器に、打者を打ち取ります。また、マウンド度胸もあり、ピンチの場面でも動じないメンタルの強さも魅力です。

代表歴

2015 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

背番号

51（2014年）

まとめ

ジャレット・ジョージ・グルーベは、決してエリート街道を歩んできた選手ではありません。しかし、諦めずに努力を続けた結果、32歳でメジャーデビューという夢を叶えました。その姿は、多くの人々に勇気を与えています。今後の活躍にも期待したい選手です。

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