ジュスカ・グランペール

ジュスカ・グランペール (Jusqu'à Grand-Père)

ジュスカ・グランペールは、日本の京都を拠点とするインストゥルメンタルユニットで、ジャンルを超えた音楽の融合を特色としています。彼らはジプシージャズ、パリミュゼット、ラテン音楽、クラシックなど、様々な音楽スタイルから影響を受けた独自の「ジュスカサウンド」を展開し、多彩な世界観を描き出しています。

経歴

1999年に高井博章、ひろせまこと、清水健太郎の3人によって結成されたジュスカ・グランペールは、初期メンバーの清水が2002年に脱退した後、高井とひろせの二人組として活動を続けました。彼らの最初の自主制作CD『RedBricks』は現在では廃盤ですが、2003年に次の作品「アン・ボヤージュ」をリリースし、徐々にその名を広めていきました。

2005年には、3rd CD『JUSQUA』が世に出され、フランスのアーティスト・クレモンティーヌとの共演につながるなど、海外での評価も得ることとなります。その中の楽曲「ロマンスの祈り」と「海と風」は、フランス映画『ぼくを葬る』に使用され、より多くの人々に彼らの音楽が認知されることとなります。さらに、代表曲「Gypsy Dance」は、高級化粧品ブランドSK-IIのCMに採用され、商業でも成功を収めました。

ジュスカ・グランペールは、音楽総監督・葉加瀬太郎が関わるイベントHATS MUSIC FES'07にも出演し、その後も様々なアーティストとのコラボレーションを通じて活動を広げています。2007年には、ハッツ・アンリミテッドから正式デビューを果たしました。

名前の由来

ユニット名「ジュスカ・グランペール」はフランス語で「おじいさんになるまで」という意味を持ち、長い音楽活動を共にすることへの願いが込められています。

メンバー

高井博章

アコースティック・[[ギター]]を担当し、静岡県出身の高井は数多くのジュスカの楽曲を作曲しています。彼は幼少期から滋賀県で育ち、音楽には高校時代から取り組んできました。プロとしての活動も多岐にわたり、ユニット内での創作だけでなく、名だたるアーティストと共にセッションを行うなど、その才能を発揮しています。

ひろせまこと

ヴァイオリンを担当するひろせは、音楽一家に生まれ育ち、幼少期からクラシック音楽を学びました。彼は大学時代にはクラシックを深化させつつも、ロックやブルースにも挑戦しています。卒業後は作曲や教育活動も行い、クラシック演奏家としての道を歩んできました。

ディスコグラフィー

ジュスカ・グランペールのこれまでの作品には、2002年の『RedBricks』を皮切りに、2003年の『en Voyage』、2005年の『JUSQUA』などがあります。また、2008年には複数のオムニバスアルバムに参加し、その名声はさらに広がりました。最新作の中には、2016年の『雲錦（うんきん）』や、2017年のミニアルバム『MIDNIGHT STROLL』が含まれています。

タイアップ

ジュスカ・グランペールの楽曲はさまざまなメディアでも使用されており、NHKやCMソング、映画音楽など、多岐にわたるタイアップが行われています。特に「Gypsy Dance」や「ロマンスの祈り」、「海と風」など、印象的な楽曲が多くの人々に親しまれています。

関連項目

音楽の世界では、葉加瀬太郎やクレモンティーヌ、また、ギターデュオ・ゴンチチとの関連性も注目されます。

公式サイトでは、彼らの最新情報を発信していますのでぜひご覧ください。

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