ジュリア・バッド

ジュリア・バッド：カナダの女性格闘家

ジュリア・バッド（Julia Budd）は、1983年7月4日にカナダのブリティッシュコロンビア州ロバーツクリークで生まれた女性総合格闘家およびキックボクサーです。彼女はギブソン・キックボクシング・アンド・パンクラチオンに所属し、元Bellator世界女子フェザー級チャンピオンとして知られています。彼女の夫であるランス・ギブソンも、総合格闘技の競技者として活躍していました。

来歴

ジュリアはムエタイを専門とし、プロとしてのキャリアを築く前に、キックボクシングの分野で多くの経験を積みました。2005年には、ジーナ・カラーノと対戦し、判定勝利を収めており、この試合はカラーノにとって唯一のムエタイルールでの敗北となりました。

Strikeforce Challengers

2010年には、Strikeforce Challengersで総合格闘技デビューを果たします。デビューから1年後の2011年1月には、アマンダ・ヌネスとの対戦でキャリア初の敗北を喫しました。この試合では、試合開始早々に相手のパンチによってダウンし、その後のパウンドによってKO負けとなりました。

その後、6月にはジャーメイン・デ・ランダミーとの再戦に挑み、3-0の判定勝ちを収めました。これは、2008年に行ったキックボクシングの試合でデ・ランダミーに敗れたことへの雪辱を果たす意味もありました。しかし同年11月の試合では、ロンダ・ラウジーと対戦し、試合開始から39秒で腕ひしぎ十字固めに屈し、一本負けとなるなど、厳しい状況も経験しました。

Bellatorでの成功

2016年にBellatorに初参戦し、最初の試合でアーリーン・ブレンコウに判定勝ちしました。2017年の3月には、Bellator 174での初代女子フェザー級王座決定戦でマルース・クーネンをTKOで下し、見事に王座を獲得しました。彼女は王座を獲得した後の試合でも、アーリーン・ブレンコウやタリタ・ノゲイラを相手に初防衛と2度目の防衛を成功させました。

2019年7月には、オルガ・ルビンとの試合で3度目の防衛に成功し、調子が良い時期が続いたものの、2020年1月にはクリスチャン・サイボーグとの試合でTKO負けを喫し、王座から陥落してしまいました。

戦績と獲得タイトル

ジュリア・バッドは、総合格闘技において数多くの試合を経験し、数々のタイトルを手に入れました。彼女の主な業績の一つは、2017年に獲得した初代Bellator世界女子フェザー級王座です。彼女の戦績や活動は、多くのファンに支持され、女性総合格闘技の発展に寄与しています。

まとめ

ジュリア・バッドは、カナダを代表する女性格闘家の一人であり、Bellatorの女子フェザー級での成功を収めました。彼女のキャリア、戦績は、今後も女子総合格闘技界における重要な存在であり続けることでしょう。

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