ジュール・クンデ

ジュール・オリヴィエ・クンデのプロフィール

ジュール・オリヴィエ・クンデ（Jules Olivier Koundé）は、1998年11月12日にフランスのパリで生まれたサッカー選手で、現在はラ・リーガのFCバルセロナでプレーしています。彼のポジションはディフェンダー（DF）であり、フランス代表としても活動しています。

幼少期とクラブ経歴

クンデは、ベナン人の父とフランス人の母の元に生まれ、パリのランディラス地区で育ちました。サッカーに触れ合ったのは幼少期からであり、特に自分の甥であるシャルル・トクプレが元トーゴ代表の選手であったことから、彼もまたスポーツへの情熱を抱くようになりました。6歳で地元のサッカークラブに入団し、15歳でFCジロンダン・ボルドーの下部組織に移籍しました。この頃からプロ選手としてのキャリアに向けて意識を高めていきました。

ボルドーにおいては、ほぼ全ての育成年代でキャプテンを務めるなどの実績を積んでいきましたが、身長の低さが不安材料として挙げられることもありました。最終的に彼は180cmに成長し、CBとしてはやや小柄な部類となりましたが、2015-16シーズンからはリザーブチームでプレーを始め、その才能を開花させていきます。

彼のトップチーム初出場は、2018年1月7日のクープ・ドゥ・フランス、グランヴィル戦であり、そのわずか数日後のアミアン戦ではリーグ・アンデビューを果たしました。その後、2018-19シーズンにはリーグ戦37試合に出場し、チームの重要な選手として定位置を得ました。

スペインでの活躍

2019年7月、クンデはセビージャFCと5年契約を結び、スペインでの新たなキャリアをスタートさせました。加入1年目の2019-20シーズンでは、リーグ戦29試合に出場し、先発選手として定着。彼のパフォーマンスは高く評価され、シーズン終了後にはレアル・マドリードからの関心が報じられるほどの注目を集めました。

2022年7月28日には、FCバルセロナへの移籍が発表され、同年8月28日のレアル・バリャドリード戦で移籍後初出場を果たしました。新たなチームでも彼は重要なDFとして活躍しています。

代表としてのキャリア

クンデは2018年以降、フランスのU-20代表に招集されるなど、早くからその実力が注目されていました。2021年のUEFA EURO 2020では代表メンバーにも選出され、6月2日のウェールズ戦で満を持して代表デビューを果たしました。彼の活躍はその後も続き、2022年のFIFAワールドカップではフランス代表として準優勝に貢献しました。

家族背景とタイトル

クンデの家族にはベナンにルーツを持つ面がありますが、彼自身はフランスで生まれ育ったため、フランスの文化も色濃く反映されています。

彼のキャリアには数々のタイトルも含まれており、セビージャFCでは2019-20シーズンのUEFAヨーロッパリーグ、バルセロナでは2022-23シーズンのラ・リーガやスーペルコパ・デ・エスパーニャを獲得しました。さらにフランス代表としても、2020-21シーズンのUEFAネーションズリーグを制覇するなど、数多くの栄光を手に入れています。これからも彼の活躍に期待が寄せられています。

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