ジョアペ・ナコ

ジョアぺ・ナコ

概要

ジョアぺ・ナコ（Joape Naco）は、2002年7月25日に生まれた、フィジー出身のプロラグビーユニオン選手です。現在、日本のトップリーグであるジャパンラグビーリーグワンに所属する三菱重工相模原ダイナボアーズの一員としてプレーしています。その若さとポテンシャルから、今後のリーグでの活躍が期待されています。

経歴

ジョアぺ・ナコ選手のラグビー人生は、母国フィジーのクイーンビクトリアスクールで始まりました。フィジーは世界的にもラグビーが盛んな国であり、彼はこの地で基礎的な技術と持ち前のフィジカルを磨きました。その後、日本のラグビー環境でさらなる成長を目指し、大分県にある大分東明高等学校に進学しました。日本の高校ラグビーは、組織的なプレーや緻密な戦術理解が重視されており、ナコ選手はフィジーで培った身体能力に加えて、新たな視点からラグビーを学ぶ機会を得ました。

高校を卒業した後、彼は日本の大学ラグビーリーグへ活躍の場を移しました。2021年、彼は日本大学に入学。日本大学ラグビー部は、長年にわたり日本の大学ラグビー界で実績を積んできたチームであり、ナコ選手はここでレベルの高いトレーニングと試合経験を重ねました。大学選手権など、全国レベルの大会にも出場し、自身のスキルセットを着実に向上させていきました。

大学での学びを続ける中、2025年1月には、日本のプロラグビーリーグであるジャパンラグビーリーグワンに参戦する三菱重工相模原ダイナボアーズへの加入が発表されました。これは、大学在学中にプロ契約を結び、日本のトップリーグでプレーを開始するという、彼に対するチームからの高い期待を示すものでした。

ダイナボアーズ加入後、ジョアぺ・ナコ選手はすぐにチームに合流し、プロ選手としての準備を進めました。そして、2025年2月22日に行われたJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの公式戦で、待望のリーグワン初出場を果たしました。この試合は、第9節の交流戦として開催された埼玉ワイルドナイツ戦であり、彼はこの重要な一戦に先発メンバーとして名を連ねました。強豪チームを相手にしたプロデビュー戦で先発出場を果たしたことは、彼のポテンシャルとチーム内での位置づけを物語っています。

リーグワンでのプロキャリアをスタートさせた直後の2025年3月には、所属する日本大学を無事に卒業しました。これにより、彼は学業を終え、プロラグビー選手としての活動に完全に集中できる環境が整いました。フィジー出身らしいパワフルさと、日本の高校・大学で磨かれたラグビースキルを兼ね備えたジョアぺ・ナコ選手は、三菱重工相模原ダイナボアーズにおける今後のキープレイヤーとして、その存在感を増していくことでしょう。

所属チーム

三菱重工相模原ダイナボアーズ（2025年 - ）

関連項目

三菱重工相模原ダイナボアーズ
* ジャパンラグビーリーグワン

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