ジョエル・クーネル

ジョエル・クーネル：球界を渡り歩く右腕投手の軌跡

ジョエル・ケネス・クーネル（Joel Kenneth Kuhnel、1995年2月19日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ゴールズボロ出身のプロ野球選手（投手）です。右投右打で、現在はフィラデルフィア・フィリーズ傘下に所属しています。

プロ入りからレッズ時代

2016年のMLBドラフト11巡目でシンシナティ・レッズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。ルーキー級でのデビュー後、A級、A+級と着実にステップアップ。2018年にはフロリダ・ステートリーグのオールスターゲームに選出されるなど、その才能を発揮しました。

2019年にはAA級、AAA級と昇格を重ね、同年8月にはついにメジャー契約を掴み、セントルイス・カージナルス戦でMLBデビューを果たしました。メジャーでは11試合に登板し、1勝0敗、防御率4.66を記録しました。

2020年はメジャーで3試合に登板しましたが、その後マイナー契約となり、AAA級へ送られました。2021年は故障に苦しみ、メジャーでの登板はありませんでしたが、AAA級で復帰を果たしました。

2022年はスプリングトレーニングに招待選手として参加し、5月には2年ぶりのメジャー昇格を果たしました。この年は53試合に登板し、2勝3敗、プロ初セーブを記録するなど、存在感を示しました。

2023年はAAA級で開幕を迎えましたが、すぐにメジャーに昇格。しかし、その後AAA級へ降格となり、DFAとなりました。

アストロズ、ブルージェイズ傘下時代

2023年6月にはヒューストン・アストロズへトレードされました。アストロズではAAA級での調整を経てメジャー昇格を果たしましたが、目立った活躍はできず、再びAAA級へ降格。その後、セプテンバー・コールアップでメジャー再昇格を果たしましたが、ここでも結果を残せず、シーズンを終えました。

2024年にはDFAとなり、AAA級へ配属。その後FAとなりましたが、マイナー再契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加しました。しかし、メジャー昇格後すぐにAAA級へ送り返され、再びDFAとなりました。

その後、トロント・ブルージェイズへトレードされAAA級に配属されましたが、メジャーでの登板機会はなくDFA、FAとなりました。

ブルワーズ、レイズ、フィリーズ傘下時代

2024年6月にはミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、AAA級へ配属。メジャー昇格を果たしましたが、登板機会はなくDFAとなり、AAA級へ配属されました。その後、メジャー再昇格を果たしましたが、ここでも登板機会はなくDFAとなりました。

2024年7月にはタンパベイ・レイズへ移籍し、AAA級に配属。8月にはメジャーに昇格しましたが、再びAAA級へ降格。オフにFAとなりました。

2024年12月にはフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、AAA級に配属。2025年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することが発表されました。

ジョエル・クーネルは、そのキャリアを通して、様々な球団を渡り歩き、メジャーでの経験を積んできました。今後の活躍に期待が集まります。

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