ジョシュア・ケネディ

ジョシュア・ケネディ

概要

ジョシュア・ケネディは1982年8月20日生まれの元オーストラリア代表サッカー選手で、主にフォワードとして活躍した。彼はオーストラリア・ビクトリア州ウォドンガ出身であり、プロキャリアの多くを欧州と日本で過ごした。

クラブキャリア

ケネディは、1999年にオーストラリアのカールストンSCでプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後ドイツのブンデスリーガに挑戦することとなった。2000年にはVfLヴォルフスブルクと契約を交わすが、出場機会は限られ、2002年にシュトゥットガルター・キッカーズへ移籍。2005年にはディナモ・ドレスデンに加入し、クラブ得点王に輝く活躍を見せた。

ワールドカップ後、ケネディは1.FCニュルンベルクに移籍。その後カールスルーエSCで残留に貢献したが、不振でツヴァイテリーガに降格。これを受け、Jリーグの名古屋グランパスに移籍し、そのキャリアが日本で開花することとなる。名古屋では初年度に17得点を挙げ、Jリーグ得点王に輝く。また、次年度にも19得点を記録し、2年連続で得点王に。また、名古屋のタイトル獲得にも大きく寄与した。

2014年、6年間所属した名古屋を退団し、Aリーグのメルボルン・シティFCに移籍。しかし、体調の影響から2015年に現役引退を決断した。引退時には、支えてくれたクラブへの感謝を述べ、フィジカルの問題が主な理由であることを明かした。

代表キャリア

ケネディは、オーストラリア代表でも貴重な存在であった。ドイツのクラブでの功績が認められ、ワールドカップ出場を果たし、ベスト16進出に貢献。その後も2010 FIFAワールドカップや、2014年のアジア最終予選においても活躍した。特に2014年には最終節のイラク戦で決勝点を挙げ、オーストラリアをW杯に導く重要な役割を果たした。

プレースタイル

ケネディは194cmの長身を活かした空中戦の強さと、ヘディング能力を兼ね備えている。また、足元の技術も優れ、攻撃の起点として機能するチャンスメーカーでもあった。オーストラリア代表では、監督により周囲を活かすプレースタイルが高く評価されており、特に名古屋においてはポストプレーやサイドへの展開にも秀でていた。

プライベート

私生活では、2006年5月にバスケットボール選手のジャシンタ・ハミルトンと結婚。その後、3人の子供に恵まれている。また、彼は個性的な性格でも知られており、ジョークや軽妙な発言で周囲を楽しませていた。髪を短く切った際には、その理由をユーモアを交えて語り、周囲を驚かせた。

まとめ

ジョシュア・ケネディは、サッカー選手として多くの成功を収めた人物であり、クラブと代表の両方で貢献した存在であった。そのプレースタイルやキャリアに対する情熱は、後の選手たちにとっても模範となっている。

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