ジョシュア・プリモ

ジョシュア・プリモ：若き才能と試練の道のり

ジョシュア・リンカーン・アレクサンダー・プリモ（Joshua Lincoln Alexander Primo, 2002年12月24日 - ）は、カナダ・オンタリオ州トロント出身のプロバスケットボール選手です。ポジションは主にシューティングガードを務めます。

アラバマ大学での躍進

プリモは2020年にアラバマ大学に進学し、大学バスケの世界に足を踏み入れました。当時、彼は大学バスケ界で最年少のプレイヤーの一人として注目を集めました。2020-21シーズンには、平均8.1得点、3.4リバウンド、0.8アシストという成績を記録。SEC（サウスイースタン・カンファレンス）のオールフレッシュマンチームに選出されるなど、その才能を高く評価されました。1年間のプレーを経て、プリモは2021年のNBAドラフトにアーリーエントリーすることを決意します。

NBAへの挑戦と挫折

2021年7月29日、プリモはNBAドラフトにおいて、サンアントニオ・スパーズから1巡目全体12位という高い評価で指名を受けました。同年8月11日にはスパーズとの契約に正式に合意し、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。しかし、2022-23シーズンの開幕直後、球団の女性職員に対する肉体露出問題が発覚し、スパーズから解雇されるという事態に見舞われます。

再起への道

2023年9月29日、プリモはロサンゼルス・クリッパーズとツーウェイ契約を結び、再びNBAの舞台に挑戦する機会を得ました。しかし、前述の問題に関してNBAから4試合の出場停止処分が科せられます。2024年10月2日にはシカゴ・ブルズとの契約に合意するも、翌日には解雇。同月28日にはNBAGリーグのウィンディシティ・ブルズへ加入しましたが、1試合に出場後、12月29日にブルズから再び解雇されるという厳しい状況に立たされています。

プレースタイルと今後の展望

ジョシュア・プリモは、高い身体能力とシュート力を兼ね備えたシューティングガードです。若くしてNBA入りを果たした才能の持ち主ですが、そのキャリアは決して順風満帆ではありません。度重なる問題や解雇を乗り越え、再びNBAの舞台で活躍するためには、コート内外での成長が不可欠です。今後の彼の活躍に期待が集まります。

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