ジョシュ・ウィルソン (野球)

ジョシュ・ウィルソン：異色の経歴を持つユーティリティプレーヤー

ジョシュ・アーロン・ウィルソン（Joshua Aaron Wilson, 1981年3月26日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の元プロ野球選手。
内野手としてプロ入りしたが、高校時代に投手の経験があることから、メジャーリーグでも投手として登板する機会を得た異色の経歴を持つ。

プロ入りからメジャーデビューまで

1999年のMLBドラフトでフロリダ・マーリンズから3巡目指名を受けプロ入り。
2005年9月7日、ワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビューを果たした。

diverseなキャリア

2006年1月6日にコロラド・ロッキーズへ移籍。傘下のAAA級でプレー後、FAとなる。
その後、ナショナルズ、タンパベイ・デビルレイズと渡り歩き、2007年6月8日のマーリンズ戦で、メジャー初登板を果たす。

2007年12月3日にピッツバーグ・パイレーツへ移籍。
2008年はAAA級でプレーし、シーズン途中にボストン・レッドソックスへ移籍。オフにFAとなる。
その後、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、サンディエゴ・パドレス、シアトル・マリナーズとチームを移籍。
2009年にはダイヤモンドバックス戦で、投手として3度目の登板を果たしたが、本塁打を浴びて敗戦投手となっている。
マリナーズでは、ジャック・ウィルソンの故障により出場機会が増加し、自己最多の108試合に出場した。

晩年

2011年にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、その後ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。
2012年はアトランタ・ブレーブス傘下のAAA級でプレーし、2013年にダイヤモンドバックスに復帰。
同年、テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、メジャー契約も勝ち取ったが、DFAとなりAAA級へ降格。
2015年にはデトロイト・タイガースとマイナー契約。メジャー昇格後、ニューヨーク・ヤンキース戦で4度目の登板を果たした。
野手としては21試合に出場し、メジャー昇格後では自身初となる3割台の打率を記録。
一塁手を除く内野の各ポジションを守るユーティリティ性を見せた。

2016年は独立リーグでプレーし、2017年にレンジャーズとマイナー契約。
その後、クリーブランド・インディアンスへ移籍し、AAA級でプレー後、FAとなった。

プレースタイル

内野のユーティリティプレーヤーとして、複数のポジションをこなせる器用さが持ち味。
また、高校時代に投手を務めていた経験から、緊急時には投手として登板することもあった。
打撃では、2015年にメジャーで3割台の打率を記録するなど、一定の打力も備えていた。

背番号

20（2005年）
12（2007年 - 同年途中、2014年）
9（2007年途中 - 同年終了、2011年途中 - 同年終了）
16（2009年 - 同年途中、2009年途中 - 2010年）
14（2009年途中 - 同年途中）
11（2011年 - 同年途中）
10（2013年)
39（2015年 - 同年途中）
40（2015年途中 - 同年終了）

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