ジョゼフ・コローン

ジョゼフ・コローンは、1990年2月18日生まれのプエルトリコ、カグアス出身の右投右打のプロ野球選手です。投手として活躍し、クリーブランド・ガーディアンズ傘下でプレーしていました。

彼のプロ野球人生は、2009年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから12巡目（全体365位）で指名されたことに始まります。契約後、ルーキー級アリゾナリーグ・インディアンスでプロデビューを果たし、11試合に登板しました。ルーキーイヤーは、先発7試合を含む計11試合で0勝3敗、防御率5.62、26奪三振という成績でした。

2010年は怪我のためシーズンを棒に振りますが、2011年にはA-級マホーニングバレー・スクラッパーズとA級レイクカウンティ・キャプテンズでプレー。2球団合計で16試合（先発15試合）に登板し、4勝4敗、防御率3.51、61奪三振と着実に経験を積みました。

その後もマイナーリーグで経験を重ね、2012年にはA級レイクカウンティとA+級カロライナ・マドキャッツで22試合に先発登板し、9勝10敗、防御率3.43、83奪三振を記録しました。2013年もA級レイクカウンティとA+級カロライナでプレーし、17試合に先発登板して5勝4敗、防御率3.23、76奪三振と安定した成績を残しています。2014年にはAA級アクロン・ラバーダックスで25試合に先発登板し、8勝7敗、防御率3.39、96奪三振と、着実に能力を高めて行きました。

2015年はAA級アクロンとAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、2球団合計で33試合（先発1試合）に登板。3勝0敗、防御率3.14、47奪三振という成績を残しました。

しかし、2016年1月8日、薬物検査で陽性反応を示したことが判明し、50試合の出場停止処分を受けました。処分明け後はAAA級コロンバスでプレーし、7月2日にメジャー契約を結び、7日にメジャー昇格を果たしました。7月8日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを飾ります。メジャーでは11試合に登板し、1勝3敗、防御率7.20、10奪三振という成績でした。

2017年には、2月8日に第4回WBCのプエルトリコ代表に選出されました。準決勝まで勝ち進みましたが、決勝でアメリカ合衆国に敗れ、2大会連続準優勝という結果に終わりました。この年はメジャーでの登板はありませんでした。シーズン終了後の10月2日に戦力外通告を受け、6日後にマイナー契約へ切り替えられ、AAA級コロンバスへ配属されました。

コローンのMLBキャリアは、マイナーリーグでの地道な努力とメジャーリーグでの挑戦、そして国際大会での活躍と、様々な要素が詰まった波乱に満ちたものでした。彼の今後の動向にも注目が集まります。 彼の詳細な成績は、MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)、そしてMiLB.comで確認できます。

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