ジョゼ・フォンテ

ジョゼ・フォンテ：鉄壁DFの軌跡

ジョゼ・ミゲウ・ダ・ローシャ・フォンテ（José Miguel da Rocha Fonte, 1983年12月22日 - ）は、ポルトガル・ペナフィエル出身のサッカー選手。現在はカーザ・ピアACに所属し、DFとして活躍しています。元ポルトガル代表でもあり、その経験豊富なプレーとリーダーシップでチームを支えています。弟のルイ・フォンテもサッカー選手として活躍しています。

クラブキャリア

ポルトガル時代

スポルティングCPの下部組織で育ちましたが、トップチームでの出場機会は得られず、2004年にFCフェルゲイラスへ移籍。その後、ヴィトーリア・セトゥーバルでプリメイラ・リーガデビューを果たし、その活躍がベンフィカの目に留まり、2006年1月に契約。

イングランド時代

2007年、チャンピオンシップ（2部）のクリスタル・パレスにレンタル移籍。2010年1月には、120万ポンドの移籍金でフットボールリーグ1（3部）のサウサンプトンへ完全移籍。サウサンプトンでは中心選手として活躍し、チームの昇格に貢献しました。2014-15シーズンには、アダム・ララーナの移籍に伴い、キャプテンに就任。2016年10月には、サウサンプトンでの250試合出場を達成しました。

2017年1月、ウェストハム・ユナイテッドへ2年半契約で移籍。

中国時代

2018年2月、中国サッカー・スーパーリーグの大連一方足球倶楽部に加入。しかし、同年7月には契約を解除し、退団。

フランス時代

2018年7月、リールへ移籍。2020-21シーズンには、DF陣を統率し、チームをリーグ優勝に導きました。

ポルトガル復帰

2023年7月、SCブラガに1年契約で加入。実に16年ぶりに母国ポルトガルでのプレーとなりました。

2024年7月、カーザ・ピアACに1年契約で移籍。

ポルトガル代表

2014年、31歳にしてポルトガル代表に初招集。EURO2016では、グループリーグこそ出番がありませんでしたが、決勝トーナメント以降はリカルド・カルヴァーリョからポジションを奪い、全4試合に出場。ポルトガル代表の初優勝に大きく貢献しました。2018 FIFAワールドカップにも出場。

代表通算50試合に出場し、1得点を記録（2014年-2022年）。

タイトル

クラブ

サウサンプトンFC
フットボールリーグトロフィー：1回 (2010)

リール
リーグ・アン：1回 (2020-21)
トロフェ・デ・シャンピオン：1回 (2021)

SCブラガ
タッサ・ダ・リーガ：1回 (2023-24)

代表

ポルトガル代表
UEFA欧州選手権：1回 (2016)
UEFAネーションズリーグ：1回 (2018-19)

ジョゼ・フォンテは、その長年の経験と卓越したディフェンススキルで、所属するチームに安定感をもたらすだけでなく、リーダーシップを発揮してチームを鼓舞する、まさにベテランの名にふさわしい選手です。

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