ジョナサン・クミンガ

ジョナサン・クミンガ：アフリカからの挑戦者

ジョナサン・マラング・クミンガ（Jonathan Malangu Kuminga）は、2002年10月6日、コンゴ民主共和国の北キヴ州ゴマで生まれました。現在はNBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属し、スモールフォワードとして活躍しています。

生い立ちとアメリカへの移住

クミンガがバスケットボールを始めたのは2歳の時。14歳でアメリカ合衆国へ移住し、本格的にバスケットボールの才能を開花させることになります。

ハイスクールでの活躍

アメリカへ渡ったクミンガは、ハンティントン・プレップ・スクールで1年間プレーした後、アワー・セイヴァー・ニュー・アメリカンスクールに転校。ここでは平均25得点、5リバウンド、5アシストという素晴らしい成績を記録しました。さらに、ナイキ・エリート・ユース・バスケットボールリーグにも選出され、ケイド・カニングハムなど、年上の選手たちと切磋琢磨しました。

3年目のシーズン前には、ザ・パトリック・スクールへ転校。ここでも平均16.2得点、5.5リバウンド、3.7アシストと安定した成績を残しています。

クミンガは、高校生の中でもトップクラスのスモールフォワードとして評価され、ESPN、ライバルズ、247スポーツといった主要な評価サイトで、いずれも5つ星を獲得。ライバルズでは全体3位、ESPNと247スポーツでは全体4位にランクインするなど、その才能は早くから注目されていました。テキサス工科大学、オーバーン大学、デューク大学、ケンタッキー大学といったNCAAの強豪チームからも多数のオファーを受けました。

NBAGリーグ・イグナイトでの挑戦

大学進学の道を選ばず、2020年7月15日、クミンガはNBAGリーグのNBAGリーグ・イグナイトと契約。2021年2月10日のサンタクルーズ・ウォリアーズ戦でデビューし、19得点、4アシスト、2リバウンドを記録しました。Gリーグでは1試合平均15.8得点、7.2リバウンド、2.7アシストという成績を残し、NBAへのステップを着実に進んでいきました。

ゴールデンステート・ウォリアーズでのNBAデビュー

2021年のNBAドラフトで、クミンガは全体7位という高順位でゴールデンステート・ウォリアーズから指名を受けました。同年8月3日にはウォリアーズとルーキー契約を締結。10月30日のオクラホマシティ・サンダー戦でNBAデビューを果たし、3得点と1スティールを記録。チームも103-82で勝利しました。12月18日のトロント・ラプターズ戦では、初めて先発として起用され、26得点を挙げる活躍を見せましたが、試合は100-119で敗れています。

代表としての活動

2022年8月には、2023年バスケットボールワールドカップアフリカ予選で、バスケットボールコンゴ民主共和国代表としてデビューを果たしました。

人物像

クミンガのいとこは、同じくNBA選手のエマニュエル・ムディエイです。第一言語はフランス語であるため、渡米当初は英語をうまく話すことができませんでしたが、現在も学習を続けているそうです。

ジョナサン・クミンガは、アフリカからアメリカへ、そしてNBAという夢舞台へと駆け上がってきた、まさに挑戦者。今後の更なる活躍が期待されています。

個人成績

詳しいスタッツは以下のリンクから確認できます。
NBA
Basketball-Reference

外部リンク

* ジョナサン・クミンガ (@JonathanKuming6) - X（旧Twitter）

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