ジョナサン・ブロクストン

ジョナサン・ブロクストン：剛腕リリーバーの軌跡

ジョナサン・ロイ・ブロクストン（Jonathan Roy Broxton, 1984年6月16日 - ）は、アメリカ合衆国ジョージア州オーガスタ出身のプロ野球選手（投手）です。右投右打で、現在はフリーエージェント（FA）となっています。

プロ入りからドジャース時代

高校時代からその才能を発揮し、2002年のMLBドラフト2巡目（全体60位）でロサンゼルス・ドジャースに入団。マイナーリーグでは先発投手として経験を積み、その奪三振能力の高さを示しました。2005年にメジャーデビューを果たしますが、この年は14試合の登板にとどまります。

2006年、AAA級からのスタートとなったものの、リリーフとして好成績を残しメジャー昇格。セットアッパーとして安定した投球を披露し、クローザーの斎藤隆へ繋ぐ重要な役割を担いました。2007年にはリーグ5位となる32ホールドを記録、リリーフ投手としての地位を確立します。また、96.2イニング連続被本塁打なしという球団記録も樹立しました。

2008年には、斎藤隆の故障によりクローザーを任されることになり、自己最多の14セーブを記録。2009年にはワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のアメリカ合衆国代表にも選出され、シーズンでは自己最多の36セーブ、114奪三振を記録し、オールスターにも初選出されました。2010年もオールスターに出場しますが、後半戦は不調に苦しみました。2011年は故障に悩まされ、オフにFAとなります。

ロイヤルズ、レッズ、そしてブルワーズ、カージナルスへ

2011年11月、カンザスシティ・ロイヤルズと契約。2012年7月にはシンシナティ・レッズへトレードされ、アロルディス・チャップマンに繋ぐセットアッパーとして活躍しました。オフにレッズと再契約しますが、2014年8月にはミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。

2015年7月、セントルイス・カージナルスへトレード。2016年もカージナルスに所属し66試合に登板しましたが、防御率4.30に終わります。2017年5月に自由契約となりました。

投球スタイル

ブロクストンは、恵まれた体格から最速103mph(約165.8km/h)のフォーシーム、ツーシーム、スライダーを投げ込む本格派右腕です。リック・ハニカット投手コーチの勧めでツーシームを習得し、投球の幅を広げました。

年度別投手成績

(2018年度シーズン終了時)

獲得タイトル・表彰・記録

MLBオールスターゲーム選出：2回（2009年 - 2010年）

背番号

51（2005年 - 2012年7月30日、2013年 - 2015年7月30日）
50（2012年7月31日 - 同年終了）
30（2015年7月31日 - 2017年）

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