ジョニー・セリス

ジョニー・ジョゼ・セリス・マエストレ

ジョニー・ジョゼ・セリス・マエストレ（1987年3月26日生まれ、ベネズエラのカラカス出身）は、多才なプロ野球選手であり、内野手・外野手としても知られています。彼はさらに通訳や野球指導者としての顔も持ち、そのキャリアは国内外で大きな話題を呼びました。本記事では、彼の来歴や日本での活動、引退後の職業について詳しく述べていきます。

来歴と日本での現役時代

セリスは、2006年にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結び、ここから彼のプロ野球人生がスタートしました。初年度はベネズエラン・サマーリーグでプレーし、その後もドミニカン・サマーリーグやパイオニアリーグで活動しましたが、2009年に自由契約となりました。

2012年には日本の関西独立リーグ・神戸サンズに入団し、選手として新たな挑戦を始めます。日本のリーグでは、外国人選手には給料が支払われており、セリスは神戸サンズでプレー。彼の腕前は交流戦で試された後、同年に富山サンダーバーズに入団する運びとなりました。ここからセリスは日本での生活を本格化させます。

セリスは福井ミラクルエレファンツでも活躍し、特に2013年にはその人気が高まりました。日本語を学び、SNSでも存在感を示す彼は成績も残し、特に2015年には一塁手としてのベストナインに選出されるまでになりました。さらに2016年に富山に復帰した際も、彼は素晴らしい打撃を見せました。

2018年には滋賀ユナイテッドベースボールクラブにてコーチも兼任し、その後、群馬ダイヤモンドペガサスへ移籍。打率316、本塁打13の成績を記録しましたが、最終的には北海道日本ハムファイターズから通訳のオファーを受け、彼は現役を引退します。

現役引退後の活動

引退後の2020年、セリスは日本ハムの通訳に就任し、クリスチャン・ビヤヌエバなど多くの選手と関わる機会が増えました。その後、新監督が組織された茨城アストロプラネッツの監督にも就任し、チームの勝率向上に寄与しました。しかし、最終的に退任することになりました。

その後、2021年からは福岡北九州フェニックスのヘッドコーチに就任し、現役復帰を果たしました。2022年にはコーチ及び選手として活躍し続けます。彼の影響力はコーチ陣全体に及び、選手たちにポジティブな影響を与えました。

人物像

セリスは前述のように、日本語を流暢に話せる彼は、オフシーズンも日本に滞在することが多く、日本人女性と結婚しています。現役時代には「黒いサムライ」と自称し、コミュニケーション能力と人間味に溢れた選手としても知られています。実際に、ラミレスをはじめとする他のベネズエラ選手とも親交を持ち、地域に根ざした活動をつづけました。2024年には任意引退が解除され、KAMIKAWA・士別サムライブレイズにヘッドコーチとして入団する運びとなりました。このように、ジョニー・ジョゼ・セリス・マエストレは、選手としてだけでなく指導者としても素晴らしい業績を残してきました。

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