ジョニー・フィンガーズ

ジョニー・フィンガーズの音楽キャリア

ジョニー・フィンガーズ（本名：ジョン・モイレット）は、1952年9月10日にアイルランドで生まれたミュージシャンであり、作曲家です。彼は特にブームタウン・ラッツのキーボード奏者として知られており、バンドが大ヒットを記録したことで音楽界に名を刻みました。

来歴

ジョニーは1978年、ブームタウン・ラッツがリリースしたシングル「ラップ・トラップ」で初めて全英シングルチャートの1位を獲得したことにより、一躍注目を浴びました。この曲は、イギリスにおけるニュー・ウェイヴ・シングルとして初めてチャートのトップに上り詰めたもので、当時の音楽シーンに大きな影響を与えました。

次の年の1979年には、「哀愁のマンデイ」（I Don't Like Mondays）がヒットし、さらに多くの議論を呼びます。この曲は、カリフォルニア州サンディエゴで当時発生した悲劇的な事件を背景にしており、社会問題を扱った内容としても注目を浴びました。

ですが、ジョニー・フィンガーズの活動はブームタウン・ラッツだけにとどまらず、バンド解散後の彼は東京へ移住し、新たな音楽の道を歩み始めました。日本のアーティストたちとともにプロデューサーとしても活動するようになります。特にLINDBERG、荻野目洋子、UAなどとコラボレーションし、楽曲提供だけでなく多くの作品のプロデューサーとしても名を馳せました。

また、彼は忌野清志郎が率いたバンド、ラフィータフィーでも重要な役割を果たしました。さらに、テレビアニメ『B'T-X』のエンディングテーマ「僕の生き方」も手がけており、幅広いジャンルでその才能を発揮しています。

楽曲提供

ジョニー・フィンガーズは数多くの楽曲を提供しており、その中には著名なアーティストへの楽曲も含まれています。彼の作曲スタイルは多様であり、以下のような楽曲があります。

• - 浅井ひろみの「5:00 A.M.」
• - 荻野目洋子の「わかってないよねCHI,CHI」
• - UAの「歪んだ太陽」
• - 小柳昌法との共同作曲による「Dream Monster」「Voice From The Sea」「The Cruel Sea」

また、編曲も行い、ESSEXの「POPPERS」やORANGEの「LOVE SICK」、小柳昌法の「夢を追い求めて」など、多くの作品に関与しています。さらに、彼の人気を象徴する楽曲「僕の生き方」は、幅広いリスナーから支持を受けました。

ジョニー・フィンガーズは、アイルランドと日本の音楽シーンをダイナミックに接続する存在であり、時代を超えて多くの人々に感動を与え続けています。その音楽的遺産は、彼が活動した多くのアーティストたちに受け継がれているのです。

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