ジョニー・ヤコブセン

ジョニー・ヤコブセン：変幻自在なユーロビートアーティスト

ジョニー・ヤコブセン（Jonny Jakobsen）は、1963年11月17日にスウェーデンのマルメで生まれたユーロビートアーティストです。彼は、本名よりも、様々なキャラクター名義で国際的に知られています。その中でも特に有名なのが、インド人ドライバーをステレオタイプに表現した「ドクター・ボンベイ (Dr. Bombay)」、その弟である「ドクター・マクドゥー (Dr. MacDoo)」、そして謎のメキシコ人「カリート (Carlito)」です。

多彩なキャリア

ヤコブセンは、当初カントリーシンガー「ジョニー・ムーンシャイン」として音楽活動をスタートさせました。しかし、1998年に「ドクター・ボンベイ」としてユーロビートの世界に転身し、アルバム「ライス＆カレー(Rice and Curry)」とシングル「カルカッタ(Calcutta (Taxi Taxi Taxi))」、「SOS(SOS (The Tiger Took My Family))」をリリースしました。特に「SOS」は、日本のZIP-FM（愛知県）で集中的にオンエアされたことがきっかけで、日本のヒットチャートを駆け上がり、一躍有名になりました。

2000年には、「ドクター・マクドゥー」としてアルバム「Under the Kilt」をリリース。スコットランドの民族音楽とユーロビートを融合させたユニークなサウンドが特徴的でした。

2005年には、「カリート」として再び表舞台に登場。ソンブレロにサングラス、口ひげというメキシコ風の扮装で、メキシコ風のダンスミュージックを歌うというスタイルは、スウェーデン本国のみならずヨーロッパ諸国でもヒットしました。2006年には日本でもアルバムが発売され、「これぞメキシコ人」という扮装は日本人にも大きなインパクトを与えました。

日本での人気

ジョニー・ヤコブセンの楽曲は、日本でも様々な形で親しまれています。特に「ドクター・ボンベイ」の楽曲は、日本の音楽ゲームにも収録され、幅広い世代に知られています。コナミの音楽ゲーム「beatmaniaIIDX」シリーズの初期には、「Calcutta」と「S.O.S.」が、3rd styleでは「S.O.S.(The Tiger Took My Family)」が版権曲として収録されました。

ディスコグラフィー

ドクター・ボンベイ

シングル
Calcutta (1998)
Girlie Girlie (1999)
S.O.S. (The Tiger Took My Family) (1998)
アルバム
Rice and Curry (1998)

ドクター・マックドゥー

シングル
Under the Kilt (2000)
Macahula Dance (2000)
アルバム
Under the Kilt (2000)

カリート

シングル
Who's That Boy? (2005)
Poco Loco (2005)
アルバム
GO!GO!カリート! (2006) - 日本で発売
カリート大百科〜メキシカン・ヒーローのすべて〜 (2006)
世界はカリート！(2007)
* カリートがロシアにやって来る ダァ！ダァ！ダァ！

ジョニー・ヤコブセンは、そのユニークなキャラクターと音楽性で、世界中の人々を魅了し続けています。今後も彼の活動から目が離せません。

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