ジョン・コリンズ (バスケットボール)

ジョン・コリンズ：ユタ・ジャズの新戦力、その経歴とプレースタイル

ジョン・マーティン・コリンズ3世（John Martin Collins III）は、1997年9月23日生まれ、アメリカ合衆国ユタ州レイトン出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAのユタ・ジャズに所属し、主にパワーフォワードまたはセンターを務めています。

大学時代

コリンズはノースカロライナ州のウェイクフォレスト大学に進学。1年時は目立った活躍は見られませんでしたが、2年次には平均19.2得点、9.8リバウンド、フィールドゴール成功率62%という目覚ましい成長を遂げ、オールACCファーストチームに選出されました。この活躍が、彼のNBA入りを大きく後押ししました。

NBAでのキャリア

アトランタ・ホークス時代

2017年のNBAドラフトで、コリンズはアトランタ・ホークスから19位指名を受け、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキーイヤーとなった2017-18シーズンは、当初エルサン・イルヤソバの控えとして出場。しかし、2017年11月に左肩を負傷し一時戦線離脱。その後、イルヤソバのバイアウトに伴い、先発の座を掴みました。このシーズン、コリンズは74試合に出場（26試合で先発）、平均24.1分の出場で10.5得点、7.3リバウンドを記録し、NBAオールルーキーチームセカンドチームに選ばれました。

2019-20シーズンには、禁止薬物違反により25試合の出場停止処分を受けるという試練も経験しました。また、2020-21シーズンには左足首の捻挫で9試合を欠場するなど、怪我に悩まされる時期もありました。

しかし、2021年8月には、ホークスと5年総額1億2,500万ドルという大型契約延長に合意。チームからの期待の高さが伺えます。2021-22シーズンは、足の指や足底筋膜の負傷に苦しみ、欠場や出場時間制限が続くなど、万全な状態とは言えませんでした。

ホークス時代には、1年後に入団したトレイ・ヤングとの連携プレーで、数々のハイライトシーンを演出しました。特に、ヤングのアシストからのアリウープダンクや、バックボードに意図的に当てたシュートからのプットバックダンクは、コリンズの身体能力の高さを象徴するプレーとして、多くのファンを魅了しました。

ユタ・ジャズへの移籍

2023年7月7日、コリンズはルディ・ゲイ、ドラフト2巡目指名権とのトレードで、ユタ・ジャズへ移籍しました。新たなチームでの活躍が期待されています。

プレースタイル

コリンズは、高い身体能力を生かしたダイナミックなプレーが持ち味です。特に、アトランタ・ホークス時代には、トレイ・ヤングとのコンビネーションから繰り出すアリウープダンクは、彼の代名詞とも言えるプレーでした。また、リバウンド争いにも強く、得点能力も高いことから、チームにとって貴重な戦力となることが期待されます。

今後の展望

ユタ・ジャズに移籍したジョン・コリンズが、新たなチームでどのような活躍を見せるのか、注目が集まります。持ち前の身体能力と得点能力を活かし、ジャズを勝利に導くことができるのか、今後の彼のプレーから目が離せません。

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