ジョン・コーン

ジョン・コーン（John Cone）は、1974年11月16日生まれのアメリカ合衆国のプロレスレフェリーです。ミズーリ州カンザスシティ出身で、プロレス界でのキャリアをスタートさせました。

コーンは、伝説的なプロレスラーでありトレーナーでもあるハーリー・レイスの下で経験を積みました。レイスの指導のもと、レフェリーとしての基礎を築き、技術を磨きました。彼の指導を受けたことが、後のWWEでの成功に繋がったと言えるでしょう。

2006年、ジョン・コーンはWWEにレフェリーとして正式に所属しました。WWEは世界最大のプロレス団体であり、そこでレフェリーを務めることは、プロレス界でのキャリアにおける大きなステップアップとなります。彼は、RAW、SmackDown、NXTといった主要なブランドで試合を裁き、数々の重要な試合を担当してきました。

コーンのキャリアの中で最も注目を集めた出来事の一つは、2018年4月8日に開催されたレッスルマニア34での出来事です。この大会で、コーンの当時10歳だった息子、ニコラス（Nicholas）が、ブラウン・ストローマンとタッグを組み、WWE RAWタッグチーム王座を獲得したのです。これは、プロレス史においても非常に異例な出来事として語り継がれています。

この試合は、ストローマンがパートナーを明かさないままタッグチーム王座戦に臨み、試合直前に観客席からニコラスをリングに上げたことから始まりました。ニコラスは試合にほとんど参加しませんでしたが、ストローマンが試合を制し、結果としてニコラスも王座を獲得することになりました。この勝利により、ニコラスはWWE史上最年少のチャンピオンとなりました。

この出来事は、WWEのエンターテイメント性を象徴するものであり、多くのファンに記憶されています。ジョン・コーン自身も、息子がWWEの王座を獲得するという、プロレス界では前代未聞の経験をすることになりました。

ジョン・コーンは、長年にわたりWWEのレフェリーとして活躍しており、その正確な判断と試合運びの巧さで、選手やファンからの信頼を得ています。彼は、プロレスの試合を円滑に進めるだけでなく、時にはストーリーラインに絡むこともあり、WWEのエンターテイメントを支える重要な役割を担っています。

彼のプロフェッショナリズムと献身は、多くの若いレフェリーの模範となっています。ジョン・コーンは、これからもWWEのリングで、数々の名勝負を裁き続けることでしょう。

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