ジョン・シピン

ジョン・ホワイト・シピンのプロフィール

ジョン・ホワイト・シピン（John White Sipin、1946年8月29日生まれ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ワトソンビル出身の元プロ野球選手です。彼は内野手として主に活躍し、メジャーリーグベースボール（MLB）と日本プロ野球（NPB）の両方でそのキャリアを刻みました。

経歴

MLB時代

シピンは1965年6月8日にセントルイス・カージナルスに指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートしました。1969年にはAAA級タルサ・オイラーズに昇格し、その後、同年5月にサンディエゴ・パドレスにトレードされ、メジャーデビューを果たしました。初打席で三[[塁打]]を放つなど、鮮やかなスタートを切りましたが、その後は打率が伸び悩み、結局メジャーでの出場はそのシーズンに限られました。

NPB時代

シピンは1971年12月に大洋（現・横浜DeNAベイスターズ）に入団しました。彼は二塁手として安定した打撃を見せ、1972年と1973年にはベストナインとダイヤモンドグラブ賞を2年連続で受賞しました。1975年には34本塁打を放ち、打力の高い選手として知られるようになりました。しかし、1976年頃からは腰痛の影響で守備力が低下し、外野に転向することとなります。1978年には巨人にトレードされ、主に右翼手として活躍しました。この年、彼はクリーンナップ打者としてチームに貢献し、自己最高の打率を記録しましたが、年々苦しい状況に直面しました。1980年以降、打撃不振に苦しみ、最終的には契約が残っていたにもかかわらず引退しました。

引退後の生活

引退後、シピンはしばらくの間はゆったりとした生活を送りましたが、その後は不動産業に転身し、高級別荘地のセールスマンとなりました。また、カリフォルニア州サンタクララでバッティングセンターを経営していることでも知られています。

人物

シピンは1972年に日本に初めて来た際、ヒッピーのような長髪と奇抜な服装で登場し、風変わりなファッションを持つ選手として知られていました。大洋時代、長嶋茂雄や他の選手たちから親しまれる一方で、監督の命令を無視してしまう場面もあったようです。彼のトレードマークであった長髪と髭は、巨人に移籍する際に切り落とされましたが、内野手としての持ち味を発揮し続けました。

選手としての特徴

シピンはその強肩と迅速な送球で知られており、特に併殺プレーにおいてはリーグ屈指の成績を誇りました。また、長島監督の信任を受けたことで、チームの中核を担う存在として位置づけられました。彼のプレースタイルは観客を魅了し、「ライオン丸」という愛称で親しまれました。

まとめ

ジョン・ホワイト・シピンは、その独特なキャラクターとスキルで、NPBにおいて印象的なキャリアを築いた選手です。彼の活躍は今なお多くのファンに記憶されています。

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