ジョン・テリー

ジョン・ジョージ・テリー

ジョン・ジョージ・テリー（John George Terry）は1980年12月7日、ロンドンで生まれた元サッカー選手であり、現在は指導者としても活動している。彼のプレースタイルはセンターバックとしての確固たる守りであり、非常に高いキャプテンシーを持っていたことで知られている。テリーは、サッカーキャリアの大部分をチェルシーFCで過ごし、数々の名誉あるタイトルを手に入れた。

クラブ経歴

チェルシーFC

テリーは少年時代からチェルシーFCのアカデミーで成長し、2000年代初頭にトップチームに昇格。しかし、当初は同じポジションにいたマルセル・デサイーやフランク・ルブーフの影響で出場機会が限られていた。その後、2000-01シーズンにレンタル移籍から帰還し、監督のクラウディオ・ラニエリに重用されるようになった。特に2004年にはジョゼ・モウリーニョが指揮を執る中でキャプテンに昇格し、そのリーダーシップでチームを牽引した。

モウリーニョとともに新加入のリカルド・カルヴァーリョと強力な守備ラインを形成し、リーグ最少失点を記録。さらに、攻撃面でも優れたヘディング技術を生かして得点を挙げ、2005年にはUEFAチャンピオンズリーグ最優秀ディフェンダーに選出された。その後も数度にわたりこの称号を獲得し、ファンの間での人気も不動のものとなった。

アストン・ヴィラFC

2017年、テリーはアストン・ヴィラFCにフリーで加入し、2部リーグでプレーすることになった。チェルシーと対戦することには精神的に耐えられないという理由から、彼は新たなスタートを選んだ。このクラブでの彼は経験を生かし、チームを支えたが、2018年に契約満了となり退団した。

現役引退

2018年10月7日、テリーは自身のSNSで現役引退を発表。選手としてのキャリアを見事に締めくくった。

代表経歴

テリーは、2003年6月にセルビア・モンテネグロとの親善試合で初出場を果たし、EURO2004や2006 FIFAワールドカップでも重要な役割を担った。特に、2006年ワールドカップでは、守備の要として活躍し、同時に代表キャプテンも務めたが、私生活の問題からキャプテンを解任される場面もあった。

指導歴

引退後4日でアストン・ヴィラFCのアシスタントコーチに就任し、昇格プレーオフでの成功を通じて、その指導力を証明した。サッカー指導者としての道を歩み始めたテリーは、今後のキャリアにも注目が集まる。

その他の情報

テリーは、その真摯な練習姿勢と仲間への影響力からも高く評価された選手であり、特にフランク・ランパードは彼を「男の中の男」と表現した。テリーは、ウェストハムの下部組織を経てチェルシーに移籍し、サッカーのキャリアを全うした。家庭では妻と双子の子供がいる幸福な生活を享受している。

結論として、ジョン・テリーはサッカー界に多大な影響を与えた選手であり、その功績は長く語り継がれることでしょう。

もう一度検索