ジョン・ニュートン (宣教師)

ジョン・コールドウェル・カルフーン・ニュートン（J.C.C.ニュートン）の生涯

ジョン・コールドウェル・カルフーン・ニュートン（John Caldwell Calhoun Newton、1848年5月25日 - 1931年11月10日）は、アメリカ南メソヂスト監督教会の宣教師であり、日本におけるキリスト教教育に尽力した人物です。彼はJ・C・C・ニュートンと表記されることが多く、関西学院の創設者の一人としても知られています。

生い立ちと南北戦争

1848年、ニュートンはサウスカロライナ州で生まれました。彼の少年時代は、アメリカ合衆国を二分した南北戦争の時代と重なります。愛国心に燃えた彼は、南軍に少年兵として志願し、戦火を経験しました。1870年にはケンタッキー陸軍兵学校に入学し、軍人としての基礎を築きました。

牧師への道

兵学校で学んだ後、ニュートンは海外宣教への志を抱き、神の道へと進むことを決意します。1874年に按手礼を受け、牧師としてのキャリアをスタートさせました。1884年からはジョンズ・ホプキンズ大学の研究科で学び、研鑽を積みました。1888年までケンタッキー州で牧会活動を行い、地域社会に貢献しました。

日本での宣教活動

1888年、ニュートンは日本へと渡り、東京英和学校神学部の教授に就任しました。翌年の1889年9月には、関西学院の創設に深く関わり、神学部の教頭としてその発展に尽力しました。しかし、1898年に大病を患い、療養のため一時帰国を余儀なくされます。4年間ヴァージニア州で牧会活動を行った後、1904年に再び来日し、関西学院神学部の部長に就任しました。同年9月には、ウォフォード大学より名誉神学博士号を授与されています。

1916年、ニュートンは関西学院の院長（第三代）に就任し、学校の発展に大きく貢献しました。

晩年と遺産

1920年に院長を退職し、1923年にアメリカへ帰国。ジョージア州アトランタで娘と共に晩年を過ごし、1931年にその生涯を閉じました。

彼の功績を称え、関西学院大学図書館では、ニュートンの名を冠した創作作品コンクール「J.C.C.Newton賞」を毎年実施し、学生の創作活動を奨励しています。


参考文献
『日本キリスト教歴史大事典』教文館、1988年

外部リンク
学校法人関西学院'>ニュートン，J．C．C． | 学校法人関西学院

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