ジョン・ブロディ

ジョン・ブロディのプロフィール

ジョン・ブロディ（John Riley Brodie、1935年8月14日生まれ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州メンローパーク出身のアメリカンフットボール及びゴルフの選手、キャスターです。彼はアメリカンフットボール界では特に注目されており、現役時代はサンフランシスコ・49ersのクォーターバックとして活躍しました。

フットボールキャリア

ブロディは1957年から1973年までの17シーズン、サンフランシスコ・49ersでプレーしました。その間、彼はパスヤード、タッチダウン、インターセプト率など多くの面でリーグのトップ選手としての地位を確立しました。彼が引退時には、通算パスヤード数がNFL歴代3位、通算タッチダウン数が引退時において歴代8位という記録を持ち、特に1970年にはシーズンMVPに選ばれたことでも知られています。また、彼の背番号12は49ersの永久欠番となっており、チームへの貢献が認められています。

学校と大学

ブロディはスタンフォード大学でカレッジフットボールをプレーし、大学最後の年にはオールアメリカに選ばれるなど、その才能を発揮しました。特にフットボールの春季トレーニングには参加しなかったものの、ゴルフでも活躍していたため、彼はフットボールとゴルフの両方でプロを目指すことを考えていましたが、最終的にはNFLに進む道を選びました。

NFLでの活躍

1957年のNFLドラフトで49ersから全体3位で指名された彼は、1958年に出場機会を得ると、1961年には先発QBに昇格。その後、チームの中心選手として名を馳せました。1965年のシーズンには3112パスヤード、30タッチダウンの自己記録を樹立し、初めてプロボウルに選出されます。さらに、彼の活躍は1960年代におけるNFLとAFLの選手獲得合戦においても重要な役割を果たしました。

1970年には、トップの24タッチダウンと共に2941パスヤードを記録し、リーグ最少のサック数とインターセプト率を誇ったことから、49ersは1950年のNFL参入以来初のプレイオフ出場を果たします。

引退後の活動

引退後、ブロディはNBCでNFLとゴルフの解説者としてのキャリアをスタートさせ、複数の重要な試合を解説しました。さらに、プロゴルファーとしても1985年から1998年にかけてPGAシニアツアーに参加し、1回の優勝を飾るとともに多くの賞金を獲得しました。1981年には全米オープンにも出場し、その際の22年の間隔は大会史上最長記録となりました。

プライベートと家族

1957年に結婚したブロディは、4人の娘と1人の息子をもうけます。彼の娘の一人、エリンはテレビ番組に出演したことで知られ、家族全体においても注目される存在となっています。ブロディは1986年にカレッジフットボール殿堂入りし、彼の功績は今でも多くの人々に認識されています。

まとめ

ジョン・ブロディはNFLとゴルフ界での成功を収めただけでなく、現在でもその存在感を示し続けています。

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