ジョー・ケリー (投手)

ジョー・ケリーについて

ジョー・ケリー(Joe Kelly)は、1988年6月9日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイム出身のプロ野球選手です。彼は現在、メジャーリーグベースボール（MLB）のロサンゼルス・ドジャースに所属する投手で、主に右投右打として知られています。愛称は「JK」です。

経歴

プロ入り前

ケリーはカリフォルニア大学リバーサイド校で野球をプレーし、抑え投手として活躍しました。彼の才能は早くも評価され、2007年にリオデジャネイロで行われた第15回パンアメリカン競技大会にアメリカ合衆国代表として選出されました。

プロ入りとカージナルス時代

2009年、ケリーはMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから指名され、プロ契約を結びました。最初は先発に転向し、新しい投球スタイルを習得。彼はA-級バタビア・マックドッグスでデビューを果たし、次第にキャリアを積み重ねていきました。2011年にはAA級スプリングフィールド・カージナルスで、プロ初の2桁勝利を達成しました。2012年にはメジャーデビューを果たし、以降も安定した成績を残し続けました。特に2013年には、後半戦で好調を維持し、通年で防御率2.69を記録する素晴らしいパフォーマンスを見せました。

レッドソックス時代

2014年、ケリーはボストン・レッドソックスに移籍します。レッドソックスでは、防御率4点台ながら、先発としての地位を確立し、2015年には強いパフォーマンスを発揮しました。2016年にはリリーフに転向し、素晴らしい成績を残し、ポストシーズンでも活躍しました。特に2017年はキャリアハイとなる54試合に登板し、防御率2.79を記録しました。

ドジャース時代

2018年、ケリーは再びドジャースと契約。彼はチームで活躍し、特にポストシーズンでのパフォーマンスが光りました。しかし、2020年にはヒューストン・アストロズとの対戦で一時的に問題を抱え、出場停止処分を受ける一幕もありました。

2023年には再度ドジャースに復帰し、より高い期待をもって再スタートを切ります。彼の投球スタイルは変化球を駆使しつつ、強い打球を打たせることで知られ、多数の三振を奪うことに成功しています。

選手としての特徴

ケリーの投球は、150km/h程度のツーシームを主体としており、力強い速球が特徴です。特に2017年には最速で102.2mph（約164.4km/h）を計測。また、チェンジアップやカーブ、スライダーなど多彩な変化球も持ち味としています。高い身体能力も強みで、60ヤード走は6.5秒、垂直跳びが95cmという記録を残しています。

代表歴

彼は2007年のパンアメリカン競技大会でアメリカ合衆国代表としても出場経験があります。これにより、国際的な舞台でもその実力を証明しました。

今後の活躍が期待されるケリー選手は、MLBの中でも注目される存在であり、ファンからの応援を受けながら新たな記録を更新していくでしょう。

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