ジョー・スクラファニ

ジョセフ・カルロ・スクラファニ（Joseph Carlo Sclafani、1990年4月22日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン区出身の元プロ野球選手で、内野手として活躍しました。

プロ入りとマイナーリーグでの活躍

2012年のMLBドラフトで、スクラファニはヒューストン・アストロズから14巡目（全体429位）で指名を受け、6月8日に契約を締結し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。彼はまず、傘下のルーキー級グリーンビル・アストロズに配属されましたが出場機会はなく、その後A-級トリシティ・バレーキャッツに異動。ここでは70試合に出場し、打率.271、1本塁打、36打点、16盗塁という成績を残しました。

2013年はA級クァッドシティズ・リバーバンディッツで開幕を迎え、19試合に出場後、A+級ランカスター・ジェットホークスに昇格。ジェットホークスでは92試合に出場し、打率.302、7本塁打、53打点、16盗塁と目覚ましい成績を収めました。シーズンオフには、オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のアデレード・バイトに参加し、46試合で打率.259、1本塁打、15打点、10盗塁を記録しました。

2014年はAA級コーパスクリスティ・フックスとAAA級オクラホマシティ・レッドホークス（現：オクラホマシティ・ドジャース）を行き来し、それぞれで結果を残しました。特にレッドホークスでは62試合に出場し、打率.339、2本塁打、25打点、7盗塁と好成績をマークしました。

2015年は、メジャーのスプリングトレーニングに招待されましたが、開幕はAAA級フレズノ・グリズリーズで迎えました。シーズン中にAA級フックスへの降格とAAA級グリズリーズへの再昇格を経験。グリズリーズでは72試合に出場し、打率.300、25打点、4盗塁を記録しました。

WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

2015年オフには、第1回WBSCプレミア12のアメリカ合衆国代表に選出されました。しかし、初戦のドミニカ共和国戦で併殺崩しのスライディングを受け負傷退場。決勝の韓国戦で復帰し、「7番・指名打者」として先発出場しましたが、チームは敗れ準優勝となりました。

2016年もメジャーのスプリングトレーニングに招待されましたが、3月31日に解雇され、その後のキャリアは不明です。

選手としての特徴

スクラファニは、マイナーリーグで安定した打撃成績を残し、複数のポジションをこなせるユーティリティ性も兼ね備えていました。また、俊足も持ち合わせており、走塁面でもチームに貢献できる選手でした。

代表歴

2015 WBSCプレミア12 アメリカ合衆国代表

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Joe Sclafani stats MiLB.com （英語）
Joe Sclafani stats ABL.com （英語）

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