ジョー・ストロング

ジョセフ・ベンジャミン・ストロングのプロ野球キャリア

ジョセフ・ベンジャミン・ストロング（Joseph Benjamin Strong）は、1962年9月9日にカリフォルニア州フェアフィールドに生まれた元プロ野球選手で、投手として活躍しました。右投両打の選手であり、中華職業棒球聯盟（CPBL）では「史東」としても知られています。

経歴の始まり

ストロングはカリフォルニア大学リバーサイド校でプレーし、1984年にはカレッジベースボールに出場。その年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスに指名され、プロへの道を歩み始めました。彼は1984年に傘下のショートシーズンA-級メドフォード・アスレチックスで20試合に登板し、5勝6敗、防御率は3.88という成績を残しました。

1985年には傘下A級モデスト・アスレチックスで42試合に登板し、7勝7敗・防御率5.06。1986年もモデストで36試合に出場したものの、成績が思わしくなく、一時はAA級ハンツビル・スターズでの登板も経験しましたが、1987年にはチームから放出されてしまいます。

台湾での挑戦

放出後の彼は、1988年から1989年にかけてA級レノ・シルバーソックスでプレーした後、1990年には台湾の中華職棒に移籍します。そこで味全ドラゴンズに入団し、1992年までの間に多くの実績を残しました。この期間中、ストロングは最多勝利や最優秀防御率、最多奪三振などいくつかのタイトルを獲得しました。

サンディエゴ・パドレスとの契約

1993年2月にはサンディエゴ・パドレスと契約し、傘下のアドバンスドA+級チームであるランチョクカモンガ・クエークスやAA級ウィチタ・ラングラーズでの登板を経て、AAA級ラスベガス・スターズでもプレーします。しかし、9月にはパドレスから放出され、1994年にはサンバーナーディーノ・スピリットで登板しました。

1995年にはシカゴ・ホワイトソックスと契約し、代替選手としてスプリングトレーニングに参加しますが、ストライキの影響で選手会に加入できず、同年の4月にホワイトソックスを放出されました。

韓国とメジャーデビュー

その後、1996年には再び台湾へ戻り、時報イーグルスでプレー。34歳で現役引退を決意したものの、野球への情熱が冷めず、1998年に韓国の現代ユニコーンズから1位指名を受けて再び現役復帰。1999年にはタンパベイ・デビルレイズと契約し、傘下のAA級オーランド・レイズでプレーしました。

特に注目すべきは、2000年にフロリダ・マーリンズで37歳という年齢でメジャーデビューを果たした点です。これはメジャーリーグ史上でも高齢デビューの部類に入ります。デビュー年には18試合に登板し、1勝1敗・防御率7.32という成績を残しました。

続くキャリア

その後も、マーリンズで数試合に登板した後、FAになり、2002年にはミルウォーキー・ブルワーズと契約。AAA級インディアナポリス・インディアンスでの活動を経て、2003年にはメキシカンリーグでも活躍しました。最後はアトランティックリーグのカムデン・リバーシャークスでプレーし、29試合に登板後、2004年に現役を引退しました。

ジョセフ・ベンジャミン・ストロングは多くの国でプレーし続け、そのキャリアは約16年にわたりました。彼の挑戦と成功は現在も多くのファンに記憶されています。

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