ジンバブエ議会

ジンバブエ議会は、ジンバブエの立法を担う二院制の議会です。上院に相当する元老院と、下院である代議院で構成されています。

概要

元老院の定数は80議席、代議院は270議席を有しています。代議院の議員は、210名が小選挙区制によって選出され、残りの60議席は女性議員枠として、10の選挙区で比例代表制によって選ばれます。近年では、議員に立候補するための費用として1,000ドルが必要となっています。

歴史

ジンバブエ議会は1980年に発足しました。2000年代初頭には、大統領選挙を巡る政治的な緊張が高まりました。2002年3月の大統領選挙では、現職のムガベ大統領（与党ZANU-PF）と、野党MDCの党首であるチャンギライ氏が激しく争いました。結果として、ムガベ大統領が4選を果たしましたが、選挙の正当性を巡り議論が巻き起こりました。

2003年6月には、大規模な野党による反政府デモが発生し、政府は党首の逮捕など強硬な手段で対応しました。2005年には、憲法改正により上院が復活し、二院制議会としての体制が整いました。

ジンバブエ議会は、ジンバブエの政治において重要な役割を果たしており、その構成や歴史は、同国の政治情勢を理解する上で不可欠な要素となっています。

関連項目

ジンバブエ
ジンバブエの政治

外部リンク

* ジンバブエ議会公式サイト（英語）

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